四国九州横断駅巡り23夏(33) 日豊本線 臼杵駅 ~臼杵石仏が出迎える駅。九州の駅巡り開始です~
八幡浜から宇和島運輸フェリーで豊後水道を渡って九州は臼杵港に上陸しました。
ここから最寄りの臼杵駅まで歩きます。
河口近くの川沿いを遡った先に駅があります。この川は「万年渓」というそうです。
てくてく歩いていくと交差点に鳥居がありました。「卯寅稲荷神社」の一の鳥居だそうです。
奥には「港町商店街」という文字も見られます。そちらには行かず、この手前を左に行くと・・・
突き当りに臼杵駅がありました。到着です。
臼杵駅は大分県臼杵市海添にある日豊本線の駅。全列車が停車し、普通列車の半数近くが当駅で大分方面へ折り返すといった節目の駅です。
臼杵市の代表駅。臼杵市は北の佐賀関半島、南の長目半島に囲まれた豊後水道の湾に広がる街。造船所やフェリー港もありますね。臼杵城の城下町でもあります。名所としては、「臼杵磨崖仏」という国宝にも指定された石仏が知られているそうです。
駅前の様子。駅前にはとっても目立つものがあります。
前述した石仏のレプリカがどーんと構えています。実物はここからバスで20数分ほど山を登ったところにあるそうです。ちなみに最寄り駅はお隣の上臼杵駅ですが、バスは乗り入れてないようです。
駅舎はコンクリート造りの一部二階建てです。駅の開業は1915(大正4)年8月。この駅舎は1981(昭和56)年4月に改築されたものだそうです。いかにも昭和50年代の建物だと勝手ながら感じました。
駅舎内の様子。みどりの窓口のある業務委託駅だそうです。待合室はこの左手にあります。
それでは(下車してないのに^^;)下車印いただいて入場します。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で北から1~3番。駅舎は単式1番ホームの北側、つまり海側に面しており、ホーム間は跨線橋で連絡しています。"国鉄スタンダード"です。
1番ホームの大分方からの様子。両ホームは少しずれた位置にあります。
1番ホームの改札口付近。
臼杵出身の吉丸一昌という明治期の作詞家の詩などが置かれています。「早春賦」です。
1番ホームからみた2,3番ホームの様子。駅名標が2つ並んでいますが・・・
右の駅名標は臼杵駅名物? ♥と書いて「すき」と読む。隣駅は「かみう♥」(微)
跨線橋に上がって西側の大分方面。線路は右(北)から下り本線の1番、上り本線の2番。
奥に見えるレンガ色の建物は高校のようです。
一方の東側、宮崎方面。港は左奥にあります。あのクレーン群は造船所ですね。
2,3番ホーム宮崎方からの様子。
一番外側の3番線に大分方面からの当駅止まりが到着しました。3番は上下副本線だと思います。
奥↑に見える3番線の列車が折返しの大分方面列車となります。これに乗車しましょう。
車内で出発を待っていると、1番線に下り特急が到着しました。787系の特急「にちりん」。宮崎空港行きの9号だと思います。BO109編成なので先頭はクロハ786-9ですかね。久々に見る爬虫類顔です。
この特急の到着を待ってこちらの出発となりました。折返しの亀川行きです。
亀川ってどこ???別府の先にあるようですが、すぐに下車する予定なので気にしません。
乗車車両は赤い813系の3連先頭車、クハ813-3404。14:41の出発です。
九州のブロ友さんもお勧めしていましたが、日豊本線のこの辺りには大正時代からの木造駅舎の残る駅が多いようですね。ここから大分に向かいつつ駅舎巡りをしようと思います。
