北陸駅巡り23夏-富山黒部編(32) 富山地方鉄道本線 東三日市駅 ~「訪ねておきたい名駅舎 絶滅危惧駅舎」~
電鉄黒部駅でしばらく停車した列車は交換を終えて出発。
次の駅は東三日市駅。ここで下車しましょう。
東三日市駅は富山県黒部市三日市にある富山地方鉄道本線の小駅。駅舎の写真を見て下車することに決めました。
駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎はホームの電鉄富山寄りに面しています。
宇奈月温泉方からの様子。ストレートでシンプルな構造。
振り返って宇奈月温泉方面。線路は真っすぐ東に伸びていきます。
右手には木々が鬱蒼としてますが、周囲は住宅地といった感じです。
ホーム中ほどから。駅舎と一体化したような上屋。手前には抜け口。
個人的な感想ですが・・・駅舎がホームに同レベルで面している地鉄の駅は珍しい気がします。
では駅舎へ。ホーム側から見た改札口。「定期券拝見」の黒札がぶら下がっています。
待合室の様子。年季入ってますね~。平日の朝のみ駅員さんが配置されるそうで、窓口は健在のようです。
そして駅舎正面。駅は1922(大正11)年11に黒部鉄道によって開業。駅舎は1959(昭和34)年7月に改築されたらしいので、意外にも?戦後築の建物になります。それとも改装ということかな?
建物も面白いですが、ホームの高さに合わせた土台が階段状になっているのは珍しいと思います。
階段は側面にも折れて続いており、そちらにも出入口があります。
こちらからみると飛び出た待合室部分が付け足された感じに見えますね。
電鉄富山方の踏切から。お肉屋さんの角を入ったところに駅はあります。お店や奥には市民会館もあって、この駅は街中にあるといった印象です。駅舎はここから見ると・・・ホームと一体化してますね。
今回この駅舎目当てで下車したわけですが、2010年に二見文庫から刊行された『訪ねておきたい名駅舎 絶滅危惧駅舎』に紹介されているということは後ほど知りました。参考に買ってみようかな~。
内容紹介によると「本書に掲載した駅舎は、果たして10年後に存在しているであろうか」という記述があります・・・。この書には131の駅舎が紹介されているそうですが、少なくともこの駅舎は存在してましたネ^^
さて、滞在20分ちょっとで次の上り列車がやってきました。今回は地鉄オリジナル車両です。
乗車車両は2連先頭のモハ14772。14760形ですね。転換クロスに着席。
次は新魚津~上市間の第3ブロックで下車します。
※おまけ。先日、BSを見ていたら六角さんが富山地鉄と黒部トロッコを呑み鉄してました。つい最近訪問した地だったので、興味深く拝見させていただきました。
その番組の中で六角さんバンドがとても懐かしい曲を演奏してました。
「やつらの足音のバラード」。「はじめ人間ギャートルズ」のエンディングテーマで、作曲はムッシュ。
アニメの内容はほぼ記憶にないですが、"マンモスの肉"だけは覚えてます(笑)
アニメーションEDの中では傑作中の傑作だと思っています。
出だしでも奏でられる楽器は何でしょうか?この音色がいい味を醸し出していると思います。
で・・・この音色で思い出す曲があります^^;
「The Beatles - Yes It Is」。ジョン作曲の初期のナンバー。
曲自体は初期の典型だと思いますが、コーラスも含めて不協和感が異色です。詳しいことはわかりませんが、ジョージが「初期のペダルトーンを使用したギター」を奏でているとのこと。音色、似てませんか?
様々なレコーディング方法を試みたビートルズならではの曲といえるかもしれません。
