北陸駅巡り23夏-富山黒部編(23) 黒部峡谷鉄道本線 (宇奈月駅→柳橋駅→森石駅→黒薙駅) ~黒部川沿いを行く~
宇奈月駅から黒部峡谷鉄道の欅平行きトロッコ列車に乗車しました。
終点の欅平駅までは営業キロで20.1km。黒部川沿いを1時間16分かけてのんびり走ります。
終点の欅平駅までは営業キロで20.1km。黒部川沿いを1時間16分かけてのんびり走ります。
ちなみに黒部峡谷鉄道は元々は電源開発のための専用鉄道で、一般客向けのトロッコ以外にも、関西電力関係者の専用列車、いわゆる「工事列車」も走っています。

では、例によって地図と見比べながら車窓の様子を。
列車はまず「新山彦橋」で黒部川を渡ります。こちら↓は左車窓の下流方面。赤い橋は線路付け替え前のかつての鉄道橋の旧「山彦橋」。奥に見える建物は「黒部・宇奈月温泉 やまのは」かなと思います。楽天トラベルで広告をよく見ます。
右車窓の上流方面。建物は「ホテル黒部」だと思います。ここから線路は川の左岸を進みます。
右車窓後方。水量豊富な黒部川。奥に見えるのが宇奈月ダム。
こちら側はその上流で「うなづき湖」と呼ばれるダム湖です。赤い橋は「湖面橋」。
右前方にヨーロッパの古城風・・・のような不思議な建物が見えてきました。
平成5年から運用開始したという「新柳河原発電所」だそうです。分岐したレールが建物の中に伸びています。
この横を抜けるとすぐに柳橋駅に入線します。
柳橋駅は関西電力専用駅のため、一般客の利用はできません。黒部峡谷鉄道にはこの手の駅が他にもいくつかあります。
駅構造は島式ホーム1面2線。列車交換可能な信号場みたいな感じですかね。
駅名標もありました。上り列車にはまだ早い時間なので、今回は通過したと思います。
しばらくは右車窓に緑の美しい黒部川を眺めて進みます。
1回は撮っておきたかったアングル♪
右車窓後方。ダム湖の最上流まで来ました。
右下に小さく見える建物は、おそらく「とちの湯」という日帰り温泉施設だと思います。
同じくダム湖上流付近。川に架かる手前の吊橋は、「猿専用の吊橋」だそうです(微)
ダム建設で山を行き来できなくなった猿のために作られた橋とのことで、実際に渡っているそうです。ホエー
トンネルに突入。涼しくて気持ちよいです(復路時の上り列車から撮影)。
トンネルを抜けると駅が見えてきました。森石駅です。
森石駅も一般客の利用ができない駅。
駅構造は島式ホーム1面2線に側線数本。宇奈月方で分岐する線路はトンネル内にあります(2つ上の画像↑)。
復路時の交換風景。下り列車のELの車番はEDM32。
上のいくつかの画像を見てもわかりますが、この駅は何故だか右側通行になるようですね。
その後の記憶がほとんどないのですが、森の中を走っていたかと思います。
そして、次の駅が黒薙駅。この駅は一般客も乗降可能ということで下車することにしました。
