北陸駅巡り23夏-富山黒部編(14) 富山地方鉄道立山線 釜ヶ淵駅 ~装飾品のようなツバメの子たち~

きゃみ

寺田駅から立山線に入りました。列車は田んぼの中を南へ下ります。
さて、次の乗換駅は岩峅寺駅となりますが、その手前でひと駅下車しようと思います。駅舎の写真を見て真っ先に決めたのが下段駅でした。ただ、立山線に入っての列車本数は今までの半分以下となります。そして全線単線。ということなので"行ったり来たり戦法"で行こうと思います。

下段駅の次の釜ヶ淵駅で下車することにしました。時刻は16:38。
P1340165_釜ヶ淵_R P1340171_釜ヶ淵_R

釜ヶ淵駅は富山県中新川郡立山町寺坪にある富山地方鉄道立山線の駅。田んぼが広がる長閑なエリアにある無人駅です。
ちなみに地図で確認したところ、駅前集落の地名は「道源寺」・・・駅の所在となる「寺坪」はそれよりも東にあるほぼ田んぼのエリアのようです。飛び地ってことかな??

駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎はホームの東側に面しています。
立山方面に去る列車を見送ります。右(西)側は水田が広がり、左手の駅舎側に集落があります。
P1340166_釜ヶ淵_R

寺田方からの様子。元々は2面2線の構造だったそうですが、70年代に縮小されたようです。対向ホームや線路の跡が見られます。花壇がきれいに並べられていました。
P1340172_釜ヶ淵_R

駅舎はホームの中ほどに面しており、横向きの階段で連絡しています。
P1340170_釜ヶ淵_R

これは私見ですが・・・
地鉄の駅にはホーム端っこの階段を降りた先に駅舎のあるタイプが多い印象です。対向ホームがある場合は、駅舎と直結した構内踏切で連絡している形。その点、ホーム中ほどに駅舎のあるこの駅は地鉄っぽくない気がします。
ただ、正確に言うとホームには面しておらず、結局のところホームを切り欠いた階段を通して連絡している構造ですね・・・この点は地鉄の駅っぽい気もします^^;

駅舎内の様子。奥の引き戸を抜けた先を右に進むと上画像↑になります。
現在は無人駅ですが、左の壁にはかつては窓口があったんでしょうね。
P1340168_釜ヶ淵_R

そして駅舎正面の様子。駅は1921(大正10)年3月の開業。この駅舎もおそらくその当時からのものだと思います。国鉄駅ではあまり見られない独特な外観だと思います。「釜ヶ淵驛」の左書き表示は当時からのものなのか、レトロぶったのかはわかりません?
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待合室でのんびりしていると、1羽のツバメが盛んに駅舎内にやってきては外に飛び立っていきます。これは近くに巣があるんだろうな~、とふと見上げてみると・・・
丸時計の上のほんとに狭いスペースに巣がありました。ヒナは5羽か。
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アップしてみると、5羽がきれいなフォーメーションをつくっています、ハハハ
時計の飾り物のようですね^^; 元気に育てよ。
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さて、次の上り列車は9分でやってきました。効率がいい^^;
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乗車車両は2連先頭のモハ14769。多分今回初乗車の14760形電車です。1980年製。純正の地鉄車両ですね~。ただ、標準色ではなく「富山もようトレイン」というラッピング車両でした。側面などにライチョウが描かれているそうです。ライチョウは富山県の鳥だったと思います。

行程:寺田(333電鉄富山発立山行)釜ヶ淵(334立山発電鉄富山行)下段



※おまけ。本日、9月4日は「クラシック音楽の日」なんだそうです。へぇ~。
語呂合わせだと思いますが、そうなると「クラシック」とつくものは何でもあてはまるような・・・。

そこで「クラシック音楽 人気ランキング」で検索してみたところ・・・
「誰もが聴いたことのあるクラシックの人気曲ランキングTOP20!」なるページを見つけました。
それによると、ランキングは以下のようになってました。

第20位 行進曲「威風堂々」第1番/エルガー
第19位 練習曲作品10-12「革命」/ショパン
第18位 交響曲第9番「新世界より」第四楽章/ドボルザーク
第17位 ベルガマスク組曲より「月の光」/ドビュッシー
第16位 レクイエムより「怒りの日」/ヴェルディ
第15位 組曲「惑星」より「木星」/ホルスト
第14位 ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」から第二楽章/ベートーヴェン
第13位 パガニーニ練習曲より「ラ・カンパネラ」/リスト
第12位 愛の夢第3番/リスト
第11位 ピアノ・ソナタ第14番「月光」から第一楽章/ベートーヴェン
第10位 ノクターン作品9-2/ショパン
第9位 交響曲第7番より第一楽章/ベートーヴェン
第8位 練習曲作品10-3「別れの曲」/ショパン
第7位 ラプソディ・イン・ブルー/ガーシュウィン
第6位 ボレロ/ラヴェル
第5位 ピアノ協奏曲第2番より第一楽章/ラフマニノフ
第4位 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」/ハチャトゥリアン
第3位 幻想即興曲/ショパン
第2位 管弦楽組曲第3番より「G線上のアリア」/J.S.バッハ
第1位 カノン/パッフェルベル

そこで本日の一曲は、第1位の曲を。
「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」・・・のうちの「カノン」
個人的にはクラシック音楽を聴くきっかけとなった曲です。地元の図書館が閉館する時に流れていた曲で、非常に馴染みのある曲でした。それと・・・「クレージー・クライマー」というアーケードゲームでバルーンが登場するシーンのBGMがこれだったと思います^^; ちなみにバルーンゲットするとドラえもんのBGMに変わります(微

あまりにも有名で様々なアレンジがありますが、バイオリン3本+オルガンで通奏低音を奏でる原曲に近いといわれる演奏です↓ バイオリンがバイオリンを追っかけるカノン形式は映像を見てても面白いと思います。


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Comments 2

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四季彩  
おはようございます。

僕はクラシック音楽に詳しくないので、わかりませんが、東上線池袋駅の発車メロディーが、東京芸術劇場の協力で、クラシック音楽になっています。もちろん番線によって異なり、5番線の発車メロディーは当然TJライナー発車時のみ流れるので、ちょっとレアです。
ツバメの子育ては大変です。親鳥は、昆虫などをくわえて巣にやってきて、子供たちに与えます。ほぼ2分間隔で子供たちにエサを与えます。鳥はほとんどかまずに飲み込みます。成鳥なら、かまずに飲み込んでも大丈夫なように、消化機能の高い胃になっています。ただ、子供たちが小さいうちは、消化機能が弱いため、親鳥が口の中でエサをかみ砕いて、子供たちが呼吸困難にならないようにしています。
釜ヶ淵駅…東武の鐘ヶ淵駅と間違えそうです。

2023/09/05 (Tue) 05:46 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
鐘ヶ淵駅

>四季彩さん
鐘ヶ淵駅は同感です。
 https://opentp2.blog.fc2.com/blog-entry-2602.html

2023/09/06 (Wed) 00:59 | EDIT | REPLY |   

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