西日本完乗への道-紀伊半島編(32) 紀勢本線 御坊駅 ~7年ぶりの紀州鉄道に乗り換え~

きゃみ

湯浅駅から紀勢本線上りの御坊行きに乗車しました。
列車は次の広川ビーチ駅を出るとトンネルで山を貫きます。「由良トンネル」。トンネルを抜けると、紀伊由良駅紀伊内原駅と古い木造の残る駅に停車しつつ海に面した街に向かって南下します。
そのまま街に入っていくかと思いきや、くいっと東に向きを変えて終点の御坊駅に到着です。
2番線の到着。ここですぐ乗換えます。
P1330292_御坊_R P1330293_御坊_R

御坊駅は和歌山県御坊市湯川町小松原にある御坊市の代表駅。
乗り入れ路線は紀勢本線と当駅が起点となる紀州鉄道線の2路線。今回は紀州鉄道線に乗り換えます。

駅は1929(昭和4)年4月、紀勢西線が紀伊由良駅から当駅まで延伸して開業。当時は御坊町の北隣にあった日高郡湯川村の所在だったそうです。ということもあって市の中心部からは結構離れた場所にあります。それを市の中心部を走る紀州鉄道線が補完するような形に見えます。
個人的には紀州鉄道のことを"奇跡の鉄道"と勝手に称しています。不動産業や維持路線の短さなどもあると思いますが、この補完する形態が長生きしている理由のひとつではないかと想像しています。

駅構造は単式ホーム1面1線に切欠き1線と島式ホーム1面2線の計2面4線で南から0~3番。ホーム間は跨線橋で連絡しており、駅舎は単式1番ホームの南側に面しています。

今回はすぐに紀州鉄道に乗り換えましたが、戻ってきた時も合わせて駅の様子です。
1番ホーム新宮方から。2番には折返しの和歌山行きが出発待ちです。
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線路は左の1番が下り本線。右隣りの2番は上下共用の待避線とのことで、主に和歌山方面への折返し列車が発着するそうです。御坊駅は運行上の節目となる駅で、ほとんどの普通列車が両方面に折り返す形の運用になっています。平日早朝には当駅始発京橋行きの紀州路快速も何本か出ているようですね。特急「くろしお」は全列車が停車します。

一番北にある3番線の様子。3番は上り本線。列車は2番線に到着した当駅止まりに接続する当駅始発の紀伊田辺行き。上り普通列車の行先は1本以外は全て紀伊田辺駅になります。
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ちなみに2番線の車両は227系のSS10編成。側線が2本ありますが、そこにいるのはレール運搬用の貨車で、いわゆる"長物車"だと思います。チキですかね? 「チ」はチンバー(Timber:材木)の「チ」。

同じく3番線の和歌山方面。これは再訪時の様子ですが、端っこにDLが佇んでいました。
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車両形式はDD51-1192。「宮」所属のJR西日本車だそうです。美しいですね~♪
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次は2,3番ホーム和歌山方から再訪時の様子。線路は左(北)から2番、1番、ホームを挟んで切欠き0番。0番線は紀州鉄道専用のりばですが、そこにはツートンカラーの車両がいました。
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車両形式はKR205。紀州鉄道の現役車両は2両いるそうですが、そのうちの1両で元々は信楽高原鐵道SKR200形のSKR205。無償で譲渡され、2017(平成29)年から運転を開始したそうです。
KR」とはKishu Railwayということですかね?
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0番線の様子は後ほどにして、駅舎外観。1984(昭和59)年3月改築のコンクリート造りです。駅前には四角いロータリーがあり、その周りにコンビニやホテルなどが点々とあります。裏手はすぐ山で亀山城跡があるそうです。
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駅舎内の様子。広々としています。
両社の共同使用駅で管轄はJR西日本。みどりの窓口のある直営駅となるそうです。
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紀州鉄道の0番のりばは改札口を入って左手に進みます。
0番のりばの様子。1番ホーム側とは段差があって柵で仕切られています。おそらくこちらだけ嵩上げしなかったのかなと思います。ブログ内で検索してみたところ、同じような形があったのは、原田駅の原田線のりば多治見駅の太多線のりば下関駅の山陰本線のりば、などなど。みな電車と気動車が混在している駅です。
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線路終端の様子。線路は駅舎に突き当たる形になっています。
駅舎側の出入口はスロープになっており、その先にカードタッチ機が置かれています。
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それでは乗車します! 紀州鉄道は7年ぶりの乗車です。
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乗車車両はKR301の単行。こちらも元々は信楽高原鐵道の車両でSKR300形のSKR301。運行終了後に無償譲渡されて、紀州鉄道では2016年1月から運行開始。2016年春の前回訪問時も同じ車両に乗車しましたが、塗装が変わったようですね→→2016年GWの御坊駅

行程:湯浅(333M和歌山発御坊行)御坊(9御坊発西御坊行)西御坊

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Comments 6

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 風来梨  
ネームバリュー

こんばんは。

紀州鉄道の親会社は鶴屋産業で、本業はゴルフのカントリークラブ運営ですね。
そして、昔から不動産業は胡散臭く、その胡散臭さを隠す為に鉄道会社のネームバリューを求めた事が紀州鉄道のつながりとなったのですね。

だから、紀州鉄道が運営するリゾートホテルは、全て『紀鉄ホテル』となっています。 長野県や群馬県のホテルでも『紀鉄ホテル』を名乗っています。 なので、輸送密度242人でも営業係数が367でも、鉄道の運営費は不動産業のネームバリューを維持する必要経費とされているみたいで、手放す気は全くないようです。

昔から『鉄道会社』は、鉱山を運営した三井・住友・三菱などの財閥に匹敵するネームバリューを保っていたのですね。 鉱山から鉱石を運ぶのは鉄道で、それは国の産業の根幹だったからですね。



2023/07/15 (Sat) 19:55 | EDIT | REPLY |   
松理  

 KR301ですが,天竜浜名湖鉄道に同じ型の車両があります。
 紀州鉄道の車両は,信楽高原鉄道からの譲渡ということですが,2つは,同じ会社の製作と考えています。

2023/07/15 (Sat) 22:32 | EDIT | REPLY |   
四季彩  
おはようございます。

御坊駅のホーム、勝田駅のホームそっくりですね。
中心駅と街の中心が離れているところは、全国にあります。城下町に多く、川越や京都がそうです。
紀勢本線からは、かつていくつかのローカル私鉄が分岐していましたが、現在は紀州鉄道だけが残っています。不動産の広告を見ると、大手私鉄に見えますが、実際はミニ鉄道です。ミニ鉄道で、親会社が大きいため、紀州鉄道だけ存続しているものと思われます。かつての西武の親会社は、コクドで、やはり不動産会社の子会社でしたが、西武は規模が大きいので、少し異なります。
昨日の早朝、志木駅で「スペーシアX運転開始記念乗車券」を購入しました。でも、しばらくは座席争奪戦が激しいと思うので、乗車は、しばらく先になりそうです。

2023/07/16 (Sun) 05:30 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
紀州鉄道

風来梨さん、こんにちは。
紀伊半島にはまだやり残したことがあります。
御坊駅にはいずれまた訪問する可能性がありそうです。
その時にもまだ走っていたら嬉しいですね。

2023/07/16 (Sun) 12:29 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
TH3000形

松理さん、こんにちは。
なるほど。で、ブログを見返してみたところ、天竜二俣駅の扇形庫で見かけたことがありました。
形式はTH3000形のTH3501。製造は富士重工業(宇都宮車両工場)、製造時期は1995/12。
これはKR301と全く同じです。

2023/07/16 (Sun) 12:37 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: おはようございます。

四季彩さん、こんにちは。
勝田駅のひたちなか海浜鉄道も似たような構造でしたね。
紀勢本線からのローカル線では野上電鉄の線路跡も訪問してみたいです。

2023/07/16 (Sun) 12:59 | EDIT | REPLY |   

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