西日本完乗への道-紀伊半島編(31) 紀勢本線 湯浅駅 ~醤油蔵の街の旧駅舎~

きゃみ

有田川鉄道公園のある金屋口から有田鉄道バスで藤並駅に戻ってきました。
ここから紀勢本線の南下を再開します。まずは紀州鉄道の出ている御坊駅を目指します。

駅構内には列車遅れのアナウンスが流れますが、次発の上りはほぼ定刻通り2番線にやってきました。
P1330277_藤並_R

やってきたのはお隣の湯浅駅止まりでした・・・。この列車、天王寺駅始発の紀州路快速なんですね~。ただ、和歌山駅から先は各駅に停車するようです。
乗車車両は先頭5号車のクモハ224-5006。225系の5000番台です。ひと駅間だけですがクロスシートに着席できました。

列車は南進します。藤並駅から次の湯浅駅のこの区間にはかつては有田鉄道が並走していたそうです。元々は有田鉄道が開業した区間に、後になって紀勢線が開業。戦時中に不要不急線として有田鉄道のほうが休止となって、線路が撤去され、そのまま復活することはなかったそうです。

その代わりに、有田鉄道の列車が藤並駅から湯浅駅まで紀勢本線に乗り入れるようになったそうです。85年3月の時刻表を確認したところ、1日4往復ありました。ということはどこかで線路が繋がっていたんでしょうね~。
ちなみに乗り入れを廃止したのは、関係あるかはわかりませんが、信楽高原鐵道の乗り入れ列車の衝突事故が起きた1年半後のことだそうです。

さて、列車は終点の湯浅駅に到着です。
2番線の到着。列車のほうは折り返しの和歌山行きとなりました。
P1330278_湯浅_R P1330287_湯浅_R

湯浅駅は和歌山県有田郡湯浅町湯浅にある紀勢本線の駅。湯浅町やお隣の広川町の玄関口となる駅です。湯浅は醤油の発祥の地とも言われているそうです。てっきり銚子だと勝手に思ってましたが・・・。

駅は1927(昭和2)年8月、当時の紀勢西線が藤並駅から当駅まで延伸、紀伊湯浅駅として開業したそうです。
前述したように有田鉄道は海岸駅~湯浅駅~下津野駅が既に開業していました。海岸駅は街の北側に流れる山田川の河口付近にあったそうです。地図で見たところでいうと「大仙堀」付近にあったらしいです。みかんなどの出荷品を船に積み込んでいたんでしょうかね~。醤油もそうだったのかもしれません。
また、有田鉄道の湯浅駅はこことは別にあって、海岸駅から東に進んだ先の現在の裁判所の辺りにあったそうです。一方、後に開業したこちらの駅は湯浅の街の南側、広川の北岸近くにあります。

駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で西から1~3番。ホーム間は新宮寄りの跨線橋で連絡しており、駅舎は単式1番ホームの西側にあります。

1番ホーム和歌山方から。2番線から折返し和歌山行きが出発です。
P1330285_湯浅_R

改めて構内の様子。線路は右(西)から1番、2番。1番は下り本線。2番は上下共用の待避線となるそうです。有田鉄道が乗り入れていた頃の列車は、2番線を折り返していたのかもしれませんね。
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2,3番ホーム中ほどから新宮方面。左の線路は上り本線の3番線。
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振り返って和歌山方面。東側に側線あり。その向こうにあるスペースがちと気になります。
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それでは跨線橋を渡って駅舎へ向かいます。が、跨線橋の階段が駅舎側と逆向きになっています。階段を降りたところには駅舎とは別の建物があるのですが、これが先代の駅舎だったようです。後ほどわかりました。

こちらは改札口の様子。現在は無人駅のようですね。狭いです・・・。奥に見えるのは跨線橋へのエレベーター。階段を利用すると大回りですが、エレベーターだとすぐ近くです。
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駅舎外観。右手前のほうが駅機能のある建物で、2019(平成31)年12月のオープン。その時から無人駅になったそうです。左奥に隣接する建物は2020(令和2)年にオープンした「湯浅えき蔵」という複合施設で、図書館やカフェが入っているそうです。外観は醤油の蔵をイメージしているそうですね。
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そのお隣には先代の立派な駅舎が残されていました。財産標は1928(昭和3)年3月になっているらしいですね。ただ、残されたといっても大幅にリニューアルされたようです。ちなみに駅前の看板には「5/14オープン!」とありました。この一か月後のことですが、飲食店や物販店が入居したそうです。来るのが早すぎたのか遅すぎたのか・・・。
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同じく紀州路快速でやってきた方々と次の列車を待つこと15分。3番線に御坊行きがやってきました。
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乗車するのは4連先頭のクモハ226-1016。227系1000番台のSR08編成です。
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車内は全席ロングシート・・・。結局のところ、きのくに線内でクロスシートに座れたのは、藤並~湯浅のひと駅区間だけでした。

行程:有田川鉄道公園/金屋口(有田鉄道バス)藤並(331M紀州路快速天王寺発湯浅行)湯浅(333M和歌山発御坊行)御坊

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Comments 2

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四季彩  
おはようございます。

あの事故を受けて、予定されていたJR~鹿島臨海鉄道の直通運転が中止されました。あの事故の裁判では、JR西日本は最後までごねたので、有田鉄道の直通運転もJR西日本側がダメ出ししたのかもしれません。

2023/07/14 (Fri) 23:09 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
乗り入れ

>四季彩さん
あの事故がきっかけとなって、乗り入れがどんどんなくなっていったんでしょうかね?

2023/07/15 (Sat) 10:52 | EDIT | REPLY |   

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