関東日帰り23春-内房編(11) 内房線 和田浦駅 ~房総半島を横断して外房へ~
那古船形駅から安房鴨川行きに乗車しました。
館山駅を出ると東に向きを変えて内陸側へ。房総半島の先っぽを横断して外房に向かいます。
千倉駅を出るとその先は・・・"内房線"といいつつも"外房"を走るようになるんですね~。内房線・外房線の接点は安房鴨川駅となります。
ちなみに国道のほうはというと、127号「内房なぎさライン」と128号「外房黒潮ライン」の接点は館山になります。
右手に海が見えるようになると和田浦駅に到着です。
2番線の到着。何とはなしに下車することにしました。
和田浦駅は千葉県南房総市和田町仁我浦にある内房線の駅。旧所在地は安房郡和田町。
1922(大正11)年12月、南三原駅から江見駅までが延伸した際に開業した駅。つまり内房側から延伸して開業した駅です。最終的に外房側と線路が繋がったのが1929(昭和4)年4月のことで、上総興津駅~安房鴨川駅間が延伸開業した時なので、安房鴨川駅が内房線と外房線の接点となった理由がわかる気もしますね。
ちなみに内房線と外房線の北側の分岐点にあたる蘇我駅から和田浦駅までの営業キロは、内房線周りで106.8km、外房線周りで102.1km。ということらしいのでこの駅が房総外周のほぼ中間地点になるそうです。
駅構造は相対式ホーム2面2線で東から1~2番。ホーム間は館山寄りの跨線橋で連絡しています。久々の相対式・・・。外房ということで海は東側になりますが、駅舎は2番ホームの西側に面しています。
2番ホーム安房鴨川方からの様子。右端に駅舎。1番ホーム上に待合室があります。
その跨線橋から安房鴨川方面。右奥に海が見えます。「和田浦海岸」。それと、ビルの手前にある白いアーチ状のものはシロナガスクジラの骨格のレプリカらしいです。クジラについては後述。
振り返って館山方面。注目は左端のスペース。ここには1984(昭和59)年まで0番線が存在していたそうです。2つ上の画像の架線柱の位置がそれを物語っています。1番ホームは島式だったようですね。
再び振り返って2番ホーム側の様子。立派そうな駅舎があります。行ってみましょう。
こちらが駅舎外観。1995(平成7)年12月に改築されたものだそうです。独特の形状ですね。
『捕鯨基地を有する町にあって、鯨をイメージしたふるさとの顔となる駅』
・・・として関東の駅百選の選定されたそうですが・・・う~ん。どう思います^^; 地図で見ると、駅から南に進んだところに漁港がありますが、そこには「鯨解体作業場」なるものが見られます。捕鯨基地なんですね。
ちなみに「クジラ」で思い出す駅といえば・・・以下の2駅です。さてどこでしょう? 答えは一番下に・・・。
こちらは"クジラ"の内部・・・改札口。簡易委託の時期もあったそうですが、現在は無人駅だそうです。
上画像の右手だったと思いますが、そちらに待合室があります。ちょっとしたギャラリーになってました。
それでは折り返しましょう^^; 戻るのはこれが最後にします。
1番線にやってきた木更津行きに乗車。乗車車両は2連先頭車クハE130-5です。
