関東日帰り23春-内房編(9) 内房線 館山駅 ~南欧風?白壁にアーチ窓のお洒落な橋上駅舎~
岩井駅から内房線下り列車に乗車。南下すること3駅で館山駅に到着しました。
1番線の到着。列車はこの駅で6分ほど停車しますが、私はここで折り返すために下車します。
館山駅は千葉県館山市北条にある内房線の駅。安房地方の中核都市である館山市の代表駅です。
元々は旧安房郡北条町の所在で、1919(大正8)年5月に安房北条駅として開業したそうです。館山城の城下町だった旧館山町はもうちょっと南にある隣町だったようです。
1933(昭和8)年に両町が合併、更に1939(昭和14)年には他の2町とも合併して館山市が発足。1946(昭和21)年3月に現駅名の館山駅に改称されています。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で東から1~3番。駅舎は橋上にあります。
1番ホーム安房鴨川方からの様子。線路は右(東)から1番、2番。
この駅は何といっても橋上駅舎が目立っています。屋根の色や形状、白壁に"アーチ窓"っていうのでしょうか。自由通路と一体となってお洒落な造りです。
上画像の対角、2,3番ホーム千葉方からの様子。3番線の外(西)側に留置線が数本。ここ以外にも北側に電留線が束になっています。当駅はかつてのL特急「さざなみ」の終着駅。ここに183系が留置されていたのかもしれませんね。現在は土休日のみ運行する特急「新宿さざなみ」の終着駅となっています。
橋上駅舎に上がって改札口の様子。直営駅ということで下車印いただきました(人''▽`)
ただ、みどりの窓口はこの訪問の2週間前に営業終了したそうです・・・。
この手前は東西自由通路になっています。今回は東口に出てみました。
東口の様子。橋上駅舎と自由通路は1999(平成11)年3月に完成したものだそうです。2階はテラスになっており、1階に観光案内所が入居しています。テラスから撮影しておきたいところでした・・・。
『スペイン風の洒落た駅舎で南欧情緒あふれる南房総にふさわしい駅』
・・・として関東の駅百選に選定されたそうです。海の近くの田舎町のイメージでしょうかね?
"スペイン風"で思い出したのですが・・・銚子電鉄にも外国風の駅舎が並んでいました。
スイスの登山鉄道駅舎風の観音駅、イタリア風ゲートの君ヶ浜駅、ポルトガルの宮殿風の犬吠駅、そしてオランダの風車の銚子駅、他の駅は多分日本風(笑) →→銚子電気鉄道タグ
駅舎は左の2階建て部分。お隣の平屋建てはJRバス関東の支店になります。
関東で初めて開設された省営バスの営業所らしいですね~。この右手にはバスターミナルや更に奥につばめマークのバスの基地もあります。ここから更に南方、安房白浜に行く南房州本線や洲の崎線という一般バス路線があるそうです。これはいつかは乗車して安房白浜駅にも行っておきたいところです。
それと、駅舎と支店の間の小さい屋根部分。ここには小さな喫茶店のようなお店があります。ここで出されるクジラカレー、そしてクジラ弁当という駅弁も販売しているそうです。これは是非いただいておきたいところです。
そして海側の西口。今回時間切れで行けなかったので、前回訪問時の様子を(2015/04撮影)。
こちらもお洒落な外観。東口と同じように2階にテラスがあるそうです。そこから海が見えるんでしょうね~。
それでは次行きます。2番線にずっと停車していた安房鴨川からの列車で一旦折り返します。
乗車車両は4連先頭のクハE130-82。
今回はわずか10分ほどの滞在で慌しかったですが、後々調べて見れば見るほどこの駅には再訪が必要だと感じることが多かったのでした・・・。
