関東日帰り23春-内房編(7) 内房線 富浦駅 ~安房里見氏の居城の麓の駅~
保田駅から今度は下りの上総一ノ宮行きに乗車。
安房勝山駅、岩井駅と進んで3駅目の富浦駅で下車します。2番線の到着。
富浦駅は千葉県南房総市富浦町原岡にある内房線の駅。市役所の最寄り駅なので市の代表駅といえると思います。
南房総市・・・実は初めて聞きました。2006(平成18)年の"平成の大合併"で千倉や白浜など周辺の6町村が合併して発足したそうです。駅はそのうちの旧安房郡富浦町の所在でした。
地図を見ると・・・市は房総半島の先端の全域に広がっており、内房・外房のどちらの海にも面しています。お隣の館山市とは佐賀県と長崎県のような位置関係・・・というよりか、スペインとポルトガルのような位置関係といった方がわかりやすいかな・・・南房総市のほうがスペインです。
駅構造は島式ホーム1面2線で西から1~2番。西側の駅舎とは跨線橋で連絡しています。
館山方からの様子。この駅も典型的な内房線の駅構造でオープンな印象。ただ待合室が無いか・・・
・・・と思ったら、跨線橋よりも千葉寄りにありました。
千葉方面。この駅にも桜がチラホラ。出口が見えてしまう短いトンネルが見えます。
跨線橋に上がって千葉方面。この正面、トンネルで貫く山の上には安房里見氏の居城だった岡本城があったそうです。
「南総里見八犬伝」・・・これについては次回にでも。
振り返って館山方面。駅舎は海側にあたる西側にあります。2つ煙突のような屋根が特徴的ですね~。奥にも似たような屋根が見えますが、何なんかな?
ホーム側から見た駅舎。配置は内房の典型的な駅ですが、駅舎外観は大きく異なります。
典型的な駅舎については・・・→→前回記事"房総型駅舎"
駅舎内の様子。手前は待合室になっており、奥の出入口側に窓口や券売機があります。駅の開業は1918(大正7)年8月のこと・・・この造りや配置は明らかに大正時代のものではありませんね。
ここも業務委託駅らしいのですが、館山駅まで駅員さんを見ることはありませんでした・・・。
そして駅舎外観です。1995(平成7)年3月改築の駅舎だそうです。やはり平成の建物でした。
駅前のヤシっぽい木が南国チックです。よく見ると駅舎は左半分のみ。内装から見て木造っぽいですが、入口部分はレンガ調。そして2つの煙突は何を模しているのでしょうか? 富浦は琵琶が名産らしいのですが、関係ないか・・・。
駅前は静かな印象。駅の海側に街が広がっており、その先には広々としたビーチがあるそうです。海水浴客向けの宿やリゾートホテルもあるようですね。
それではひと駅戻ります^^; まるで"マッカーサーの飛び石戦略"・・・とはちょっと違うか。
1番線にやってきた木更津行きに乗車しますが・・・おっ、209系ですね~。
乗車車両は4連先頭1号車のクハ208-2111。209系2100番台のC444編成です。
209系は今回初乗車。首都圏では"E"の付かない数少なくなったJR東日本車の形式だと思います。