津軽海峡駅巡り22秋(23) 下北交通大畑線 正津川駅と川代駅跡 ~大畑線の廃線跡に沿ってひたすら歩く~

きゃみ

大畑駅跡にある大畑バス停でバスを降りて、むつ市街を目指して歩きます。

その前にまず腹ごしらえしようと思います。地図を見てまず一番近い食堂に向かいましたが閉店中・・・。
飯を求めて街を彷徨っていると、軒先で猫が2匹で仲良く日向ぼっこしてました。
P1300295_大畑_R

結局バス停から北の方に1キロ弱歩いて、やっと開店中の食堂を発見しました。
P1300296_丸美屋食堂(大畑)_R

ここでラーメンセットを注文。安いです! いや~生き返りました。
DSC_0266_20221023_丸美屋(大畑)_R

チャージもできたので、改めてむつ市街を目指します。バス路線を歩くということは、つまりは大畑線の廃線跡に沿って歩くことになります。目標とする次の駅跡まではここから2.8km、徒歩で35分の計算です。

まず海に向かって東に進み、国道279号の多分旧道を折れて海に沿って南東に進みます。
ひたすら歩くといった感じで進んでいくと、目標の正津川バス停が見えてきました。その付近から内陸側に折れると、いかにも駅前広場だったような場所に出てきました。

正面奥が正津川駅跡です。
P1300297_正津川駅前_R

正津川駅はかつて青森県下北郡大畑町正津川(現むつ市大畑町正津川)にあった下北交通大畑線の中間駅。上画像↑は駅前広場で、左端にある建物は公民館だそうです。

廃止されたのは2001(平成13)年4月のことなので20年以上前のことですが、ホーム跡は残っていました。
こちらは出入口の階段だと思います。駅前広場の正面にありました。
P1300298_正津川_R

ホームに上がって下北方面を望みます。
廃止時点では1面1線の無人駅だったそうです。さすがに線路はありませんでした。
P1300300_正津川_R

振り返って大畑方面。1958(昭和33)年10月までは貨物取り扱いもあり、交換設備も有していたそうです。左端にそれっぽい跡が見られますが、定かではありません。
P1300299_正津川_R

それでは次に行きます。次の駅までは2.4km、徒歩で29分の計算。ホームで小休憩してから歩き始めます。

廃線沿いに少し進むと川が見えてきました。「正津川」。
正津川には鉄道橋が残されていました。線路は剥がされても、橋だけは残されていることが多いですよね。
P1300301__正津川~川代(正津川)_R

再び海岸沿いの道を進みます。
大畑からここまで道沿いには住宅が結構並んでいますが、小農地越しに太平洋が見られました。
P1300303_正津川~川代_R

次の目標は川代バス停。バス停の手前辺りを再び内陸側に折れると・・・
P1300304_川代駅前_R

住宅が途切れた先まで続く小道の突き当りに駅跡がありました。
川代駅跡です。正津川と比べるとちょっとわかりにくい場所にありました。
P1300305_川代駅前_R

川代駅はかつて青森県むつ市大字関根字川代(現むつ市関根川代)にあった大畑線の中間駅。
ホームに上がって大畑方面。こちらも廃止時は1面1線の無人駅だったそうです。
P1300306_川代_R

大畑方から見た様子。ホームは林のようなところにひっそりとあります。
P1300307_川代_R

上画像手前の駅裏には道路があってそちらにも出入りできました。
その道路から見た駅全景。奥にホーム跡が横たわっています
P1300309_川代_R

さて、次の駅跡までは3.3km、徒歩41分の計算です。ちょっと遠い・・・。
駅裏の道を南に進むと国道279号のバイパスにでてきました。バイパスは内陸側の無人地帯を抜けています。
そのバイパスをひたすら進みます。
P1300310_川代~陸奥関根(国道279号)_R

一方の線路跡のほうはというと・・・川代駅まで海岸近くを通っていた線路は駅の先で南に折れて内陸方面に向かうようになります。
ちなみに海岸沿いをそのまま東にずーっと進んでいくと「尻屋崎」に至ります。
「尻屋」といえば・・・鳥羽一郎の歌を思い出します^^;
『海の機嫌が変わらぬうちに 行こか尻屋の沖あたり 霧もほどけてイカ日和』
演歌好きの親父がよく歌ってました・・・。

この後、むつ市街を目指している自分にとっては、ちょっとした奇跡が起こります(笑)
つづく~

行程:大畑(徒歩)[廃]正津川(徒歩)[廃]川代(徒歩)[廃]陸奥関根

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Comments 2

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四季彩  
こんにちは。

線路は撤去されても、ホームや橋梁などコンクリート製のものは残っているところがあります。おそらく撤去費用がかさむものと思われます。ただ、最近は災害の時に危険、ということで、撤去されることもあります。

2023/01/15 (Sun) 11:01 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
廃駅

四季彩さん、こんばんは。
駅については以下のようなパターンがありそう・・・
 ①市街地にある場合、再開発などで跡形も無くなる。
 ②町はずれにある場合、放置されて駅跡が残る。
 ③更に外れにある場合、野に還って跡形も無くなる。

2023/01/15 (Sun) 22:56 | EDIT | REPLY |   

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