津軽海峡駅巡り22秋(2) 奥羽本線 青森駅 ~すっかり様子の変わったターミナル駅~
新青森駅から奥羽本線の青森行きに乗車しました。
車内は大混雑だったので、右側ドアにへばりつきます・・・。津軽線の分岐点は見れませんでしたが、青森信号場に向かう貨物支線の分岐点は目視確認できました。青森駅構内扱いの滝内信号所というそうです。
(Wikipediaから拝借した図↓)
緑線が奥羽本線、そのうち滝内信号所~青森信号場が奥羽本線の貨物支線。赤線が津軽線です。

列車は左にカーブしていくと終点の青森駅に到着しました。4番線の到着。
青森駅は青森県青森市柳川にあるJR東日本と青い森鉄道の共同使用駅。青森市の代表駅で正真正銘の"ターミナル駅"。
乗り入れ路線は奥羽本線、津軽線、青い森鉄道線の3路線。うち奥羽本線と青い森鉄道線は当駅が終点、津軽線は当駅が起点となります。
駅構造は島式ホーム3面6線で東から1~6番。線路は北側すぐ先にある海に突き当たるような形の終端構造です。このタイプの駅といえば・・・青函航路のあった函館駅、宇高航路のあった高松駅、関門航路のあった門司港駅、などがあげられると思います。
各ホーム間と東側にある駅舎とは南側の跨線橋で連絡しています。構内の線路やホームの構造は数年前から変わっていないようですが、駅舎改築や自由通路の新設で外郭が大きく変わっていました。
まずは構内の様子。5,6番ホームの北側からの様子。
線路は右から5番、4番。5番線に津軽線、4番線には奥羽本線の列車が停車中。左奥に見える青い車両は2番線の青い森鉄道の列車です。跨線橋は奥(南側)にあります。
その跨線橋から眺めた様子を東側から並べてみます。
まず一番東側の1番線。車両は「11匹のねこ」ラッピングなので青い森700-7だと思います。
側線1本あり。奥の大きな橋が「青森ベイブリッジ」。その真下に小さく見える線路を跨がる白い橋が、かつての青函連絡船との構内連絡通路で、現在は構内階段は封鎖されて自由通路になっていると思います。
一番西の6番線は数年前までは跨線橋から見られましたが、現在は見られません。
こちらにも側線が数本。N18が留置中でした。結局701系しか見られませんでした・・・。
それでは駅を出てみます、ここからが大きく変わっていました。
改札口の様子。駅の管轄はJR東日本が担当。みどりの窓口のある直営駅ですが一部は業務委託だそうです。
改札口は構内跨線橋に直結した新駅舎の2階に設置されました。構内跨線橋は左奥。
この手前に進むと、なんと東西自由通路が出来上がってました。5代目新駅舎と合わせて2021(令和3)年3月に供用開始されたそうです。撮影し忘れましたが、壁面はリンゴ箱を積み上げたデザインになっています。
自由通路は構内跨線橋の南側に並行しているため、南側の線路が望めます。かなり複雑な配線で把握が難しいですが、この先で右(西)に奥羽本線と津軽線(計3本)、左に青い森鉄道線(2本)が別れていきます。
そのまま自由通路を進んで裏口にあたる西口へ。
西口の様子。駅前広場はまだ整備中でした。ちなみに旧駅舎はこの右側にありました。
かつての西口駅舎はかわいらしい外観でした。構内跨線橋の延長にあったので改札口もありました。
次は表玄関の東口へ。正面奥の建物が5代目の現駅舎・・・だと思います。
駅前からちょっと奥まった場所にあるのは、かつて連絡船の桟橋に繋がっていた多数の側線があった跡地に建てられたためだと思います。とすると旧駅舎は現駅舎の手前にあったはずです。
こちらが4代目の旧駅舎。左は80年代の国鉄時代、右は2020年当時。
駅前の様子。左手前は「LOVINA(ラビナ)」という駅ビル。クレーンがあるのが旧駅舎のあった場所で、ホテルなどの入ったビルが建設される予定とのこと。新駅舎本体が見られるのは今のうちかもしれません。
訪問時は駅舎まで仮通路で連絡していました。ビルが完成するまでのものだと思います。
それでは、次は津軽線に乗車して津軽半島を北上しようと思います。
5番線に停車中の701系に乗車します。乗車車両は2連後方のクモハ701-31。全席ロングシートでした。
