山陰駅巡り22夏-京都兵庫鳥取編(47) 山陰本線 伯耆大山駅 ~「WEST EXPRESS 銀河」に遭遇~
倉吉駅から乗車した列車は伯耆大山駅に到着しました。
駅名はそのまま「伯耆大山」に因んでいるそうですが、所在地は西伯郡大山町ではなく米子市。大山町のほうにも「伯耆大山」に因んだ大山口駅があります。
1902(明治35)年12月に熊党駅として開業したという歴史のある駅ですが、山陰本線開業の一か月後に新設されたそうで、山陰で最も古い駅になり損なっています。その後、大山駅→伯耆大山駅と改称され現在に至ります。
乗り入れ路線は当駅の所属線である山陰本線と、当駅を終点とする伯備線の2路線。山陰本線を含め当駅で折り返す列車は一つもなく、伯備線の列車は全列車が山陰本線の米子方面に乗り入れています。出雲市発新見行きというロングランもあるようですね。ちなみに当駅を発する伯備線の普通列車で新見駅より先に行くものはありません。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で南から1~3番。ホーム間は東寄りの跨線橋で連絡。駅舎は単式1番ホームの南側に面しています。
1番ホームの米子方から。右端に駅舎。左奥にはコンテナが見えますね~。
架線が見えますが、山陰本線の米子方面は電化された複線。倉吉方面は非電化単線。伯備線は電化された単線。・・・となっています。山陰本線としてはここから先は城崎温泉駅以来の電化区間となります。
2,3番ホームから米子方面。
線路は左(南)から1番、2番。2番が下り本線、1番が下り副本線となるそうです。
跨線橋からみた米子方面。この画像↓ではわかりませんが、米子方面からの列車は配線的に1,2番には入線不可。伯備線への列車も含め、上り本線にあたる3番線に発着することになります。また、3番の外(北)側には上り副本線にあたる待避線もあります。
そして、待避線の更に外側に貨物発着線が5本ほどあって、そこにはコンテナ車が見られました。また、右奥の方面だと思いますが、北西側にある王子製紙米子工場への専用線も分岐しているそうです。
発着線には国鉄ELもいました。EF64の1026号機ですね~。1981(昭和56)年製のJR貨物車。
こちらは反対側の北東方面の様子。
貨物駅としては、2015年3月にコンテナホームと荷役線が新設されたそうです。おそらく画像↑のコンテナの並ぶ左奥にあると思われます。航空写真を見ると広々としたコンテナ基地が直結しているのがわかります。ちなみにELはEF64の1037号機です。
それでは一旦改札を出てみます。
改札口と待合室の様子。無人だった倉吉駅で押せなかった18きっぷの日付印をここでいただきました。
直営駅とのことですが、みどりの窓口は閉鎖されたそうです。もしかして・・・窓口の上の葉っぱで隠してる??
それと、窓口の左に見える案内・・・この駅に限らず普通回数乗車券の発売終了の案内が目立ってました。
駅舎外観。1981(昭和56)年12月に改築されたものだそうです。
さて、山陰本線の西進はここまで。続きは次回に行うとして、ここからは伯備線の未乗車区間を潰そうと思います。3番線に向かいます。
ホームで列車を待っていると・・・2番線に見慣れないカラーの117系が停車しました・・・おっ。偶然にも「WEST EXPRESS 銀河」に遭遇してしまいました^^;
多分ですが、週に2往復しかないうちの下り月曜便だと思います。
「銀河」といえば、東京~大阪間の寝台急行の愛称でしたね~→→20系寝台急行銀河
まさか愛称が復活するとは思いませんでした。しかも117系の夜行電車とは・・・^^;
運転停車ですかね。すぐに出発していきました。
伯備線の新見行きはそのすぐ後にやってきました。久々の電車は115系でした。
