山陰駅巡り22夏-京都兵庫鳥取編(40) 山陰本線 浜坂駅 ~兵庫から鳥取への乗り継ぎ駅~
鎧駅から乗車した浜坂行きは餘部駅を出発しました。列車はここから海を離れて山間を西進します。
秘境駅っぽい久谷駅を出ると山から抜けて、終点の浜坂駅に到着です。
1番線の到着。ここで乗り継ぎです。
浜坂駅は兵庫県美方郡新温泉町浜坂にある山陰本線の駅。新温泉町の中心的な駅で湯村温泉の玄関口。
湯村温泉は「夢千代日記」の舞台でもあったようです。
新温泉町・・・読みはそのまま「しんおんせん」。ストレートな地名ですよね。湯村温泉のある温泉町と浜坂駅のある浜坂町が合併して発足したそうですが、地名を決定する過程で相当の混乱や対立があったらしいですね・・・。
浜坂駅は山陰本線における運行上の節目のひとつでもあります。ほとんどの普通列車が当駅で折り返し、特急「はまかぜ」も1往復が当駅で折り返します。
乗り鉄目線でいうと、兵庫の列車と鳥取の列車のバトン渡しみたいな感じだと思います。
左が1番線の亀岡方面折返し列車、右は2番線の鳥取方面折返し列車。
歴史を見ても・・・
1911(明治44)年11月、鳥取方から延伸してきた山陰本線の終着駅として開業。1912(明治45)年3月、当駅から香住まで延伸開業して、京都まで繋がることになりました。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で北から1~3番。ホーム間は地下道で連絡しており、駅舎は単式1番ホームの北側に面しています。
2,3番ホーム豊岡方からの様子。線路は右から上り本線の1番、下り本線の2番。・・・となっているそうですが、ほとんどが折返し。3番含めて全方向に発着可能だそうです。
上とは対角の1番ホーム鳥取方からの様子。駅裏にはSLの給水塔が残されていました。
1番ホーム(左)と2,3番ホームの様子。立派な上屋があります。
1番ホームの改札口付近。上屋に明り取りがあるんですね。
改札口の様子。みどりの窓口のある直営駅とのことで、久々に下車印いただけました。
駅舎内には鉄道グッズ館があったそうですが、最近閉鎖されたそうです。
駅舎の様子。1959(昭和34)年3月改築の横長平屋建て。暖簾には開業日と「濱坂驛」の表示。
駅前の歓迎看板。浜坂温泉郷は徒歩圏内。湯村温泉へはバスで南へ25分前後。街は主に北側に広がっており、その先にビーチや漁港があります。
それでは乗り継ぎます。既に2番線で待機していた鳥取行きに乗車します。
車両はキハ121-7の単行。ここからはついに単行列車となりました。形式はキハ126系のキハ121形だそうです。これを見ると鳥取に来たな~と感じられますね。
キハ40よりもピッチに余裕のある右ボックスを確保。12:01に出発です。
※本日の一曲^^; ストーンズの「As Tears Go By」です。
2008年のライブがオリジナルとはまた違っていい感じだったのでアップします。キースのアコースティックがよいです。ついでにミックの恋人だったマリアンヌ・フェイスフルのバージョンも。やさぐれ感が何とも・・・。
