山陰駅巡り22夏-京都兵庫鳥取編(11) 叡山電鉄叡山本線 出町柳駅 ~狭いエリアにゴチャゴチャ収まった駅~
叡山ケーブルを折り返して、叡山電鉄の八瀬比叡山口駅に戻ってきました。
叡山本線起点の出町柳行きに乗車します。
乗車車両はシンプルなお顔の"724"単行。座席は全席ロングシートでした。
乗車すること13分ほどで終点の出町柳駅が見えてきました。お、何かいい感じです。
1番線に到着~。これにて叡山電鉄の踏破完了です🚋
出町柳駅は京都府京都市左京区にある叡山電鉄と京阪電気鉄道の駅。位置的には京都の北東側の入口のような感じに見えます。
駅名は「出町」と「柳」の2つの地名を合わせたものだそうです。場所は「柳」側のほうにあり、賀茂川と高野川が合流する地点の東岸にあります。京都でいうところの左岸でしょうか。「出町」は西岸にある地名の俗称らしいです。
乗り入れ路線は叡山電鉄叡山本線と京阪電気鉄道鴨東線の2路線。かつては京都市電今出川線も接続していたそうです。電停名は「加茂大橋」。「賀茂」でも「鴨」でもない?
叡山本線は当駅が起点、鴨東線は当駅が終点になります。といっても鴨東線のほうは京阪本線と一体運用なので、実際には起点といったほうがよいかと思います。ちなみに「おうとうせん」と読むんですね・・・。意味のほうは何となく分かります。
叡山電鉄の駅構造は櫛形ホームの4面3線。改札口は線路終端側にあります。
北側からの様子。ホームは右(西)から1番のりば、降車専用、2,3番のりば、降車専用と並んでいます。
車両は1番に700系デオ720形の"724"、3番に800系デオ810形の"814"。
それでは西から・・・1番の線路終端側。1番のりばだけが1両対応の短いホームになっています。ですので、単行で運行されている比叡山方面の列車しか発着しません。
1番の線路終端の様子。奥に改札口が見えます。
1番のりばも元々は2両対応だったそうですが、スペースを捻出するための苦肉の策か?
お隣の超狭い降車ホームはロープが張ってあるので使われていないのかな?
2,3番ホームの様子。2,3番のりばは尻すぼみ型の2両対応で、3番の線路が若干斜めに広がっています。
2番の線路終端。ホームの石積みやリベット支柱、奥のごちゃごちゃ感がイイ感じです♪
そして一番東側にある3番の線路と降車ホーム。撮ってて楽しい駅ですね。
それでは改札を出ます。改札口には自動改札が並び、窓口も近代的な感じですね。
ここで鞍馬駅で硬券入場券が売られていたのを思い出し、頼んでみたらありました。
駅舎外観。こちらは南向きで駅機能は右側にあります。柳の木がいいアクセントです。
手前の交通量の多い道を左に進むと高野川を渡る河合橋。左の目立った建物については次回に。
駅の開業は1925(大正14)年9月。駅舎は1989(平成元)年の京阪鴨東線開業時に建設されたものらしいです。元々は仏堂形式の歴史ある駅舎だったそうですが、新駅舎に隠されて表からは見えなくなったとのこと。2枚目の画像に三角屋根が見えますが、多分それではないかな?
西側に回り込むと奥(北側)にもう一つ駅名表示の建物がありました。多分これが「京阪出町柳ビル」だと思いますが、実のところはファーストフード店などの入った建物で、叡山電鉄の入口は右端の建物の外側にあります。手前は京都バスの駅前バス停になっています。
航空写真を見てもよくわかりますが、狭いエリアに独特な形状ののりばと新旧いくつもの建物がゴチャゴチャ林立している面白い駅でした。
それでは京阪に乗車しましょう。~つづく~
