東京臨海駅巡り22夏(5) 東京メトロ有楽町線・りんかい線 新木場駅 ~旧国鉄の京葉貨物線~
豊洲駅から東京メトロ有楽町線に乗車してふた駅、終点の新木場駅に到着です。
1番線の到着。

新木場駅は東京都江東区新木場にあるJR東日本、東京メトロ、東京臨海高速鉄道(TWR)の駅。
国道357号湾岸道路や首都高湾岸線が真ん中を横切る人工島の南半分が「新木場」になるようです。ちなみに北半分はかつては「ゴミの島」と呼ばれた「夢の島」。駅はこの湾岸道路の南側すぐ横に並行しています。
乗り入れ路線はJR東日本の京葉線、東京メトロ有楽町線、東京臨海高速鉄道りんかい線の3路線。このうち有楽町線は当駅が終点、りんかい線は当駅が起点となります。ちなみに「りんかい線」は通称で、鉄道要覧によると「臨海副都心線」が正式名称だそうです。
全体の駅構造としては、JRの京葉線のりばが4階、コンコースが3階、有楽町線とりんかい線は2階、出入口が1階といった4階建ての高架駅になっています。
乗換えの移動は3階に改札口が集約しているので比較的便利ですが、駅を出るのにはちと不便かもしれません。私も乗り換えたことは何度かありますが、外に出たのは今回が初めてです。
まずは東京メトロの駅の観察。構造は高架上2階にある島式ホーム1面2線。
西側から見た様子。左(北)から1~2番で1番は降車専用。ホームドア付きです。
東側から見た様子。こちらから見ると地下駅の様相ですが、高架上2階にあります。
こちらは東側の線路終端側の様子。左上の高架上は4階の京葉線。
複線線路はこの先にある新木場車両基地まで続いているそうです。
見える車両は、左がここまで乗車してきた東京メトロ10000系で表示は「各駅停車 小手指」。右は西武鉄道6000系で表示は「各駅停車 和光市」。10000系は停車中。6000系の方がこちらに動き出したところです。
1番線で客を降ろした列車は車両基地に続くこの線路を引き上げ線として利用し、空いた2番線に再入線するという運用をとっているようです。
2番線に入線してきた西武6000系。最後尾は"6053"。
西武池袋線と東京メトロ有楽町線の相互直通運転用の車両です。行先は和光市ですけどね^^;
階段を上がって3階へ。西向きの改札口があります。3階は飲食系が充実している印象です。
JRやりんかい線の改札口はこの右手前に南向きで並んでいますが、一旦駅を出てみます。
駅舎外観。こちらは南側で駅前にはバス停の並ぶロータリーが広がります。この裏側、つまり北側の出入口は並走している湾岸道路に面しており、高架上を首都高湾岸線が走っています。
1階にあるロッテリアで小休憩してから駅に戻ります。うちの近くにはロッテリアが無いのですが、旅先では何故か利用することが多い気がします。
再び3階の改札階へ。少し西側に進むとJRの改札口があります。今回は入場せず。
更に東に進むとJRと並ぶような形でりんかい線の改札口があります。色違いのそっくりです。
乗車券を購入します。大崎までは400円也。
ちなみにりんかい線の各駅では(多分今も)硬券入場券が販売されています。
それでは入場~。
りんかい線の駅構造は高架上2階にある島式ホーム1面2線で有楽町線の北側に並んでいます。
ホームの様子。南から1~2番。夜に来ると地下駅だと錯覚します。以前は地下駅だと本気で思ってました・・・。
西側から見た様子。位置的には京葉線のりばの真下にあたるようです。
振り返って西側、大崎方面。1番線にE233系7000番台(ID-46)が入線。当駅折返しの大崎行きとなるようです。JR車ですがJRには乗り入れませんね。ちなみに左に見えるのは有楽町線。
逆に東側・・・肝心な方を確認し忘れました><
東側はこの先も線路が続いており、京葉線の複線の間に割って入りつつ合流しているそうです。りんかい線は元々は旧国鉄の京葉貨物線の一部区間として建設された経緯があります。
新木場駅周辺の線形を見ると・・・京葉線千葉みなと方面からの線路はそのまま真っすぐ進めばりんかい線方面になります。有楽町線との接続構想も古くからあったようです。一方の京葉線東京方面は駅から90°右カーブしており、後付け感がありますよね~。
歴史的に見ると・・・
1988(昭和63)年6月、有楽町線が開業。同年12月、京葉線の南船橋方面が開業して接続駅に。
1990(平成2)年3月、京葉線の新木場~東京間が延伸開業。
1996(平成8)年3月、東京臨海高速鉄道臨海副都心線が東京テレポートまで開業。
2002(平成14)年12月、りんかい線が全線開通。JR埼京線との相互直通運転を開始。
さて、乗車するのは2番線の大崎行き。10連先頭1号車のクハE232-7026に乗車します。
せっかくのりんかい線なので自社車両の70-000形に乗車しておきたかったですが、仕方ありませんね。
