東北本線 王子駅 ~都電が交差する飛鳥山公園最寄り駅~
東十条駅から線路に沿って南下します。
王子までの区間は地上に6線、高架に2線。高架下に使われていない?線路も見えます。
しばらく自転車を走らせていくと賑やかな場所に出てきました。王子駅に到着です。
王子駅は東京都北区王子にある駅。渋沢栄一の旧邸などがある飛鳥山公園の最寄り駅です。
乗り入れ路線はJR東日本の東北本線、東京メトロの南北線、そして都電荒川線の停留場も至近にあります。JR東日本としては東北本線の単独駅。東十条駅と同じく路線名称上は「東北本線」の所属駅ですが、電車線を走る京浜東北線のみが停車します。
開業は1883(明治16)年7月のことで、日本鉄道が上野~熊谷間を開業した時のことだそうです。ということは、高崎線は東北本線の大宮以北よりも早い開業だったことになりますね~。東北本線では最も古い駅の一つです。
駅構造は築堤上・高架上にある島式ホーム1面2線で西から1~2番。改札口は北・中央・南の3か所あります。
一番賑やかなのが北口↓ 駅舎は1961(昭和36)年6月の築だそうです。3層構造になっていて、地上に改札口などの駅務機能、2階に京浜東北線のホーム、3階には東北新幹線が通っています。
駅舎はホームの北の端にあり東向きになっています。駅前には広いロータリーがあって、それを取り巻く道路は車通りが激しいです。北区のシンボルともいえる「北とぴあ」はこの右側。そこからの俯瞰写真はブログでもよく見かけますね。今回は上りませんでした^^;
北口の様子。奥に改札口が見えます。
ここを入ると西側への自由通路にもなっていて、そこを抜けると真正面に石神井川が流れています。
振り返って西側出入口。川は駅の真下を流れてるんですね~。この先線路や道路を潜って東側の都電停留場の先でまた表に出て、墨田川方面に流れています。
駅ホームは国道122号(明治通りになるのかな?)を跨いでいます。同じく国道を跨る歩道橋からの様子。
都電荒川線の線路も跨いでいます。手前を横切る道路が122号。上画像の歩道橋やホームが右端。電車が王子駅前停留場を出発したところで、ここから次の飛鳥山停留場までが併用軌道になります。見どころのひとつ。
都電については次回観察することにして・・・歩道橋を渡った先に中央口があります。狭い改札口。
中央口を西側から見た様子。122号がホームを潜る位置にあります。
ちなみにこの手前には飛鳥山公園への入口(登山口?)がありますが、これも次回に。また、都電の停留場は中央口からが近いです。ここから線路を潜って東側にあります。そちらに向かいましょう。
停留場の入口にやってきましたが、今回はスルーさせていただき・・・
停留場の横を南に進むと小さな南口があります。
この手前に都電荒川線の踏切があります。高架は東北新幹線。
ここから右(北)側を覗くと、王子駅前停留場が望めます。
南口を入ると狭い改札口があります。
ここも東西自由通路のような形になっていて、西側にも出られます。
ちょうど電車線と列車線の間に位置しており、階段を上ると駅の南端が望めます。
左側には列車線と貨物線の複々線が走っています。列車は「東海道線直通」という表示が見えるので、列車線を走る上野東京ラインの小田原・熱海方面列車だと思います。
列車線はこの手前(南側)で電車線や貨物線と別れて尾久方面に向かっています。つまり「東北本線尾久支線」が分岐しているわけですが、王子駅は戸籍上は分岐駅ではなく、2駅北の赤羽駅が分岐駅となります。
ちなみにこの歩道は手前を上ると列車線と貨物線を跨ぐ跨線橋になっており、飛鳥山公園に直結しています。飛鳥山公園最寄りの出入口ですね。
次は都電荒川線の停留場に向かいます。つづく~