京葉特急の第三弾は「しおさい」です。
80年代、東京駅総武線地下ホームのL特急「しおさい」。
車両は貫通扉付きで小型マークの183系0番台。ホーム上の札を見ると9号車自由席のようです。2番線の銚子方から撮影しているので下りの先頭車ですね。運転台の札には「18」とあります。クモハ183-18なのかな~? これから出発、という状況のように見えます。
当時は東京と銚子を総武本線経由で結んでいました。
行先票は「八日市場回り」という表現になっています。
以下、Wikipediaからエル特急「しおさい」登場後の主な部分の抜粋です。
1975(昭和50)年3月10日:総武本線の全線電化によるダイヤ改正により、以下のように変更。
急行「犬吠」5往復を特急列車化し、「しおさい」として東京駅 - 銚子駅間で運転開始。※エル特急指定。←「さざなみ」「わかしお」より数年遅れて「しおさい」登場。東京駅地下ホームに海に纏わる愛称の列車が3つ揃いました。
※使用車両こそ特急電車である183系電車であったが、速度は急行「犬吠」より大幅に向上したわけでないのに料金値上げになったため、当初評判はあまり良くなかった。←・・・だそうです。
※初期の停車駅 東京 - 錦糸町 - 千葉 - (八街または成東) - 八日市場 - 旭 - 銚子。
※「犬吠」2往復が153系・165系に置き換えられる。←急行「犬吠」は存続。
1982(昭和57)年11月15日:急行「犬吠」を廃止し、「しおさい」を増発。千葉鉄道管理局管轄各線から急行列車が消滅。「しおさい」の新宿行きの列車を設定。
1985(昭和60)年3月14日:「しおさい」に新宿駅発着を取り止め、両国駅発着を1往復設定。編成の見直しも行なわれ、通常期・多客期で編成の増減を行なうようになる。
両国表示の行先票。両国発着がいつ無くなったのかは不明。
1998(平成10)年12月8日:成東駅 - 銚子駅間を普通列車として運転する列車を設定。
2002(平成14)年12月1日:通勤時間帯に「おはようしおさい」「ホームタウンしおさい」の運転を開始。エル特急の呼称を廃止。
2004(平成16)年10月16日:「おはようしおさい」「ホームタウンしおさい」の愛称を「しおさい」に統一。
2005(平成17)年12月10日:「しおさい」全列車を255系とE257系500番台での運転に変更(255系5往復、E257系3往復)。全車禁煙化。255系運転列車ではグリーン車の設定が復活。午前中の東京行2本を統合し、上り1本を廃止。日中は、ほぼ2時間おきになるようにダイヤが組みなおされた。←ここで183系の定期運用が消えます。
255系の「しおさい」。成東駅にて。現在の主力は9両編成の255系だそうです。
2009(平成21)年3月14日:従来東京駅 - 成田駅間で運転していた「あやめ」1号の運転区間を東京駅 - 佐倉駅間に短縮し、「しおさい」13号として編入。
2010(平成22)年3月13日:「しおさい」17号の東京発の時刻を繰り下げ、「あやめ」3号との連結順序を逆転(「しおさい」17号が6 - 10号車となる)。←鹿島神宮行きの「あやめ」と併結運用していたんですね~。知りませんでした。多分佐倉で分割併合していたのでしょう。
2010(平成22)年12月4日:土曜・休日ダイヤでの「しおさい」17号を運休とし、「あやめ」3号の単独運転となる。
2015(平成27)年3月14日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
・下りの「しおさい」5号・13号、上りの10号を廃止し、7往復の運転となる。これにあわせ、一部列車の発車時刻調整実施。
・「しおさい」14号(旧:「しおさい」16号)の終着駅を新宿駅から東京駅に変更。これにより、新宿駅発着は全廃し、全列車が東京駅発着となる。
・「あやめ」の廃止に伴い、「しおさい」13号(旧:「しおさい」17号)は単独運転となる。
現在は以下のような運行状況・・・
東京駅 - 佐倉駅・成東駅・銚子駅間を総武本線経由で運行。
2015年3月14日現在、東京駅 - 銚子駅間で下り6本と上り5本、東京駅 - 成東駅間で1往復(成東行きは土休日運休)、佐倉発東京行きが1本(土休日運休)運行されている。このほか、行楽シーズンに東京駅 - 銚子駅間で1往復(81・82号)が追加運行される。
E257系500番台の「しおさい」。東京駅総武線地下ホームにて。
E257系は現在は佐倉発東京行きの4号でしか見れないそうです。
80年代に総武線地下ホームに発着していた4つの特急のうち、「しおさい」だけがこの場所に生き残りました。
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