80年代/2019年春 東北本線 浦和駅 ~埼玉県の県庁所在地代表駅~
今回からは80年代前半の頃、川越線に訪問した時の様子から。
時期的には東北新幹線が大宮~盛岡間で開業した後で、埼京線や湘南新宿ラインがまだ開業してなかった頃です。


まず最初に下車したのは浦和駅でした。

現在の浦和駅は埼玉県さいたま市浦和区にある東北本線の単独駅。
「浦和駅」といえば東西南北が揃う唯一の駅ですね~→→「東西南北中武蔵」
さいたま市が発足したのは、2001(平成13)年5月のことで、浦和市、大宮市、与野市が合併。後に岩槻市も編入されて現在に至っています。県庁の位置は変わってないようなので、浦和駅が今も県庁所在地代表駅なのかなと思います。さいたま市の中では、商業の中心地で鉄道の要衝である大宮駅周辺に対して、こちらは行政の中心地といった感じですね。
わたしの旅スタンプのシンボルフレーズは『●桜草の自生地の駅』だそうですが、スタンプって今もあるのかな?
乗り入れ路線は路線名称上は東北本線のみ。現在の運転系統としては宇都宮線と高崎線(上野東京ライン)、湘南新宿ライン、京浜東北線。
訪問当時は東北本線、高崎線、京浜東北線の3系統。「宇都宮線」という言葉はまだありませんでした。
この訪問の1,2年後の85年3月、新幹線上野延伸後のダイヤを見てみると・・・
新特急「なすの」「谷川」「草津」は一部が停車、「あかぎ」は通過。その他、「あさま」「白山」「あいづ」「つばさ」などの特急、急行は全列車通過。特急・急行停車駅ではありませんが、登場したばかりの新特急の一部が停車していました。
当時の駅舎の様子。西口だと思います。
駅の開業は1883(明治16)年7月。この駅舎は1967(昭和42)年築らしいです。まだ駅が高架化される前ですが、駅舎のすぐ裏を通る貨物線だけが高架だったらしいです。多分左奥に見える高架や架線が貨物線だと思います。
以下は2019年春に訪問した時の様子。
現在の西口駅舎。2018(平成30)年3月オープンの駅ビルで、「アトレ浦和 West Area」が入っています。県庁や市役所、県警本部や裁判所などの行政施設は西側に集中しています。
こちらは東口。かつての裏口ですが、駅前にはデパートもあってとても賑やかです。
現在の駅構造は高架上にある島式ホーム3面6線で東から1~6番。5,6番線だけが少し高い位置にあります。
駅周辺が市街地化して拡張が難しい中、昔からスペースを捻出することに苦労しながら、駅の改造が行われてきたそうです。最終的には2013(平成25)年3月、東北貨物線にホームを新設することで駅周辺高架化工事が完了しています。
1,2番ホームの様子。京浜東北線が発着します。1,2番だけホームドアがあります。
3,4番ホームには宇都宮線や高崎線が発着。そして5,6番ホームが貨物線に設置された新ホームで、現在は湘南新宿ラインが発着します。
改札口の様子。見にくいですが、案内は1番線に大船行き、2番線に大宮行き。3番線は「普通」表示の上野行きと「上野東京ライン」表示の小田原行き。4番線は「宇都宮線」古河行きと「高崎線」高崎行き。5番線に「湘南新宿ライン」逗子行きという表示となっています。
次回は大宮駅から川越線に乗車します。
行程:池袋(赤羽線)赤羽(東北本線)浦和(京浜東北線)大宮(川越線)南古谷
