関東日帰り-京王高尾編(11) 京王高尾線 京成片倉駅から横浜線 片倉駅へ ~相模原線に向けてショートカット~
清滝駅から高尾山口駅に戻って、京王線乗り潰しを再開します。1番線発の準特急新宿行きに乗車します。乗車車両は10連先頭車の"8709"。準特急は北野まで各駅に停車します。
さて、次のターゲットは京王相模原線。フリーきっぷ範囲内で行くなら調布駅まで戻って乗換えることになりますが、かなり大回りとなります。ショートカットしましょう~。
ということで北野駅の一つ手前の京王片倉駅で下車します。2番線着。
京王片倉駅は東京都八王子市片倉町にある京王電鉄高尾線の単独駅。開業は1931(昭和6)年3月のことで、京王御領線の片倉駅として開業したそうです。実は近くにJR横浜線の片倉駅があるのですが、こちらのほうが「元祖」片倉駅なのです。御領線が休止中の隙になんと国鉄横浜線の片倉駅が開業・・・その後、高尾線の京王片倉駅として復活した、という経緯があるそうです。
駅構造は相対式ホーム2面2線で南から1~2番。駅舎は2番ホーム北側に面しており、ホーム間は高尾方のエレベーター専用跨線橋、そして駅舎と1番ホームは駅の下を潜る通路で連絡しています。
2番ホーム北野方からの様子。北野方は高架になっています。1番線に下り、2番線に上りが発着。
1番線を高尾山口行きの各停が出発していきます。"8722"は「燃えよ剣」のカン付き。「燃えよ剣」といえば、司馬遼太郎が土方歳三を描いた歴史小説の映画化ですね。土方については高幡不動尊でほんのちょっとお話しましした。
こちらは1番ホーム高尾方からの様子。
高尾方は地平にあります。駅舎付近以外には上屋はなく、オープンな印象。
跨線橋から北野方面。休日日中帯は1時間に6本、各停と準特急が交互に停車します。
1番線の"7745"は準特急高尾山口行き。
改札口に向かいます。改札口はホームから少し低い位置にあります。
正面の階段で2番ホームへ、左に行くと1番ホームへの通路があります。
駅舎は待合室のない所謂"私鉄型"で券売機は表にあります。
さてさて、ここで下車したのは相模原線へのショートカットが目的。ショートカットの方法は・・・JR側の片倉駅まで歩き、そこから横浜線で相模原線終点の橋本駅まで向かいます。
京王片倉駅は国道16号沿いにあります。その16号を南に進めば横浜線の片倉駅です。道のり900m、徒歩で11分といったところです。
国道をまっすぐ行くだけではつまらないので、コンビニに寄りつつ横道に逸れてみました。
昼下がりの住宅地を歩いていくと小川がありました。湯殿川というそうですね。湯殿川は京王高尾線と横浜線の間を流れています。
更に南に進むと、JRの片倉駅が見えてきました。こちらは北口です。
片倉駅は同じく東京都八王子市片倉町にある横浜線の単独駅。橋本駅から相模線も乗り入れています。開業は1942(昭和17)年11月のこと。信号場として開業したとのことなので、当時は周囲に何もなかったんでしょうね。現在は、特に東側は住宅が密集しています。ちなみに西側には片倉城跡があります。
改札口の様子。業務委託駅でみどりの窓口は10年以上前に閉鎖されたそうです。
入場します。橋本までは170円也。
階段を上がってホームへ。駅構造は高架上相対式ホーム2面2線で南から1~2番。
2番ホーム横浜方からの様子。この駅も上屋が一部しかなくオープンな印象。
2番ホーム八王子方からの様子。1番に下り、2番に上り列車が発着します。
八王子方面。線路はこの先で京王高尾線をくぐり、京王線を掠めながら八王子駅に向かっています。
上り列車がやってきました。この時間帯は東神奈川行きの普通と桜木町行きの快速が1時間に3本づつ交互に発着しています。京王片倉駅と非常によく似ています。
東神奈川行きの8連最後尾、クハE233-6011に乗車します。できれば相模線の205系に乗車したかったのですが、早朝の数本しか乗り入れていないようですね。
ちなみに新型のE131系500番台が11月になってから運行開始したそうですね~。
