西日本完乗への道-関西JR編(20) 南海本線 浜寺公園駅 ~明治期の立派な駅舎と変則構造の駅~

きゃみ

高師浜駅から高師浜線を折り返し、羽衣駅で南海本線の上り列車に乗り換えました。
列車はひと駅進んで浜寺公園駅に到着です。
4番線の到着。ここで下車します。
P1200116_浜寺公園_R P1200122_浜寺公園_R

浜寺公園駅は大阪府堺市西区浜寺公園町にある南海本線の駅。駅名の通り「浜寺公園」の最寄り駅です(正確には最寄りではないかも?)。
「大阪府営浜寺公園」は1873(明治6)年12月に開園したという歴史ある公園で、日本最古の公立公園なんだそうです。そして、「浜寺公園町」という地名も公園あっての地名ですね。

今回この駅に立ち寄った理由は、大変立派な駅舎があるためでした。しかし、実際訪問してみるとそれ以外にもいくつか面白い点があって、下車してよかった~と(個人的には笑)感じることのできた駅でした。

面白い点とは駅構造。
駅構造は2面4線ですが、上り側の構造がちょっと変わっています。下りは島式ホーム1面2線、上りは単式ホーム1面1線に切欠き1線なのですが、この切欠き1線は待避線として利用できる構造になっています。
どういうことかというと、Wikipediaにあった構内図を見るとわかります↓ 何でまたこんなことになったのか・・・
浜寺公園駅配線図_R

左が難波方面、右が和歌山市方面で上(東側)から1~4番線。乗車してきた普通列車は3番線のホームを通過して一番西の4番線に停車。停車中に3番線を上り列車が通過していきました。4番線の退避を体験できてラッキーでした(微)

4番線に停車中の普通列車を難波方から。更に西側に出来たてのような線路があり、奥にはもうひとつホームが見えます。かつてはここに5番線があったそうですが・・・。
P1200117_浜寺公園_R

お隣の羽衣駅はもうすぐ高架化が完成する予定ですが、この駅もいずれ高架化されるそうです。高架化完成予定は2028年3月末、ずいぶん先ですね。ということは、高架化されるまでの仮設線路と仮設ホームなのではないかな?と思います。

こちらは4番ホームの羽衣方からの様子。
P1200119_浜寺公園_R

振り返って羽衣方面。4番線の線路が3番線に合流する横でホームが切り欠いてます。そういえば似たような光景を松本駅の大糸線ホームで見ました。他には・・・思いつきません。
P1200120_浜寺公園_R

こちらは3番ホームからみた4番線の様子。
P1200121_浜寺公園_R

3番ホーム中ほどから難波方面。ホーム上屋など全体的に昔ながらの雰囲気を持っています。
右の1,2番ホームは短いです。というか3,4番ホームが長いんですね。
P1200123_浜寺公園_R

3番ホーム羽衣方の端っこから。下り普通列車が2番線を出発。車番は"7122"
P1200124_浜寺公園_R

列車は羽衣方面の高架に上がって行きました。
上り線は手前で逸れていますが、もうすぐ高架上の線路に接続することになるのでしょう。
P1200125_浜寺公園_R

後ほど駅前で撮った高架化の概要図。これによると反対側の諏訪ノ森駅も高架化されるようですね。浜寺公園駅の構造は通過線2線を挟んだ相対式2面2線となるようです。あ、羽衣駅の高師浜線は外側切欠きになるんだ。
P1200134_浜寺公園_R

それでは駅を出ます。3番と4番ホームの接点辺りにある階段を下ります。
出入口は東西に2か所あるようです。目的の駅舎は表玄関の西口にありますが、まずは東口に出てみましょう。

各ホームと西口とは地下道で連絡していますが、東口は1,2番ホームの羽衣方にありました。
ホームと出入口は1番線を跨ぐ構内踏切で連絡しています。朝日で逆光に><
P1200126_浜寺公園_R

東口は裏口といった感じの小さな出入口でした。いい感じですネ(笑)
P1200147_浜寺公園_R

次は西口に向かいます。一番近い踏切は先ほど見た羽衣方の高架に上がる手前にあります。が、東口の裏側に地下の自由通路がありました。地下通路を真ん中で仕切って構内通路と自由通路で併用していたようです。

西口に出てきました。左奥に自由通路の入口が見えます。しかし、この雰囲気は・・・??
P1200128_浜寺公園_R

こちらが西口駅舎外観・・・。
どうみても仮設っぽいですね、これ。高架化されるまでの仮設駅舎だと思われます。で、立派な駅舎は??
P1200129_浜寺公園_R

立派な駅舎はその南側の奥まったところにありました。逆光で撮るのに苦労しましたが、いや~素晴らしいですね。
P1200146_浜寺公園(旧駅舎)_R

この駅舎はてっきり現役だと思っていたのですが、数年前に駅横の広場に移設されて、現在はカフェやギャラリーとして利用されているそうです。残念ながら朝早すぎて?中には入れませんでした。

駅の開業は1897(明治30)年10月。駅舎は1907(明治40)年に建てられた洋風木造建築で、『現存利用されている私鉄駅舎の中では最古の駅舎』となるそうです。
P1200133_浜寺公園(旧駅舎)_R

「現存利用されている」・・・、一応カフェとして利用されていますが・・・? と思ったら、高架化された暁には新駅のエントランスとして利用される予定とのこと。素晴らしいですね。

さて、駅の西側にある浜寺公園方面に向かいましょう。つづく

行程:高師浜(5214羽衣行)羽衣(6516難波行)浜寺公園(徒歩)浜寺駅前

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Comments 8

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松理  

 なるほど。面白い切り欠きホームです。
 「2扉車」という表示が面白いです。

2021/03/02 (Tue) 19:40 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
切り欠きと2扉車

松理さん、こんばんは。
4番線は元々は折り返し列車が発着していたそうです。ただ、当時からこの構造だったのか、後に3番線とつなげたのかはわかりません。
「2扉車」は私も気になってました。目立ってますよね。
2000系2扉車は元々は高野線のズームカーだったらしく、南海本線に転属となってから貼られたそうです。

2021/03/02 (Tue) 23:03 | EDIT | REPLY |   
虎の子南海  
浜寺公園駅での同格退避

浜寺公園駅は以前は以前は、当駅どまりの電車もありましたが今では見かけなくなりましたが、方向幕には「普通 浜寺公園」「準急 浜寺公園」があります。以前は、臨時列車が多数運転されていたようですが、少子高齢化に伴いこのようなことは無くなりつつあります。この駅切欠け式ホームになっていて 今はありませんが南側に車止めもありました。またこの駅で以前同格退避というものがありそれは準急同士の退避であり、赤準急と青準急の2種類があり赤準急は和歌山市始発、青準急は確か岸和田始のように思いました。赤準急は今でいう区間急行に相当しこちらは泉佐野までの各駅に停車し、そのあとは急行と同じ停車駅となります。青準急は堺までの各駅と天下茶屋、新今宮、難波です。
同格退避は泉州ライナーさんのブログをご覧ください。

2021/03/03 (Wed) 09:52 | EDIT | REPLY |   
たかはし  
南海

どこか似たような駅があったように思うんですが、記憶違いかもしれません。

南海は未乗区間が多く、近々、乗り潰しに行こうと思います。

2021/03/03 (Wed) 18:24 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
切欠き4番線

虎の子南海さん、こんばんは。
4番線の切り欠きには以前は浜寺公園折り返しの列車が発着していたらしいので、元々は車止めがあったのではないかと予想していました。その通りのようですね。折り返し列車が無くなったことで今のような構造に付け替えたのかもしれません。
変わった構造には必ずそうせざるを得ない経緯や理由があるのでしょうね。

2021/03/03 (Wed) 23:54 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
どこか似たような駅

たかはしさん、こんばんは。
どこか似たような駅・・・とても気になります(笑)
私の場合、南海は関西私鉄の中では不思議と乗車する機会が一番多いです。昔ながらの駅やちょっと古い感じの顔を持つ電車など、好きな私鉄のひとつではあります。
乗りつぶし報告、お待ちしております!

2021/03/03 (Wed) 23:58 | EDIT | REPLY |   
ポン太  

こんにちは。

旧駅舎、素晴らしいですね。木造駅舎好きにはたまらない造形です。高架工事後に現役復帰するというのもいいですね。
関西方面の鉄道には疎いので、実は知りませんでした。古い駅舎がまだいっぱい残っているようで、駅舎巡りしたいですね。

2021/03/04 (Thu) 12:48 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
素晴らしい駅舎

ポン太さん、こんばんは。
私も存在を知ったのは最近のことでした。
なかなか見られない素晴らしい駅舎ですよね。ハーフティンバー様式というそうです。後に万世橋駅や東京駅の丸の内駅舎も手がけた設計者が、駅舎としては初めて設計したものだそうです。
南海には昔からの駅舎がいくつか残されているようなので、じっくり巡るのもよいかもしませんね~。

2021/03/04 (Thu) 23:14 | EDIT | REPLY |   

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