西日本完乗への道-関西JR編(12) 南海本線・高野線 岸里玉出駅 ~Y字の上を行くN字構造の駅~

きゃみ

汐見橋駅から南海にちょっと寄り道。汐見橋線に乗車して終点の岸里玉出駅に到着しました。
6番線の到着です。 
P1190966_岸里玉出_R P1190967_岸里玉出_R

岸里玉出駅は大阪府大阪市西成区玉出東にある南海電気鉄道の駅。「きしのさとたまで」と呼ぶんですね。
乗り入れ路線は"名称上"は南海本線と高野線の2路線でこの駅で交差しています。ただ、前回お話ししたように高野線の極楽橋方面と汐見橋方面の通称「汐見橋線」は運転系統が完全に分断されており、高野線本線の列車は南海本線の難波のほうに乗り入れています。

駅構造は高架上3階にある合計4面5線。と簡単に言ってますが、これがひじょーに面白い構造になっています。
Wikipediaにあった配線図を拝借↓
左が北側の難波方面、右が和歌山市方面。右上が高野線の極楽橋方面。左下が汐見橋方面です。
岸里玉出駅配線図_R

難波からやってきた南海本線から駅の手前で高野線が分岐。正確には複々線が複線と複線に分かれます。これは「Y字構造の駅」の特徴に当てはまります。更に分かれた先の南海本線に汐見橋線が寄り添ってきます。つまりは「N字構造」となりますね~。これを見てもわかるように高野線の線路は完全に分断されています。

なんでまたこんな構造になったのか・・・。元々は南海本線にあった岸ノ里駅玉出駅という2つの駅を統合したからのようです。駅間距離がわずか0.4km。関東だと京急の新馬場駅逗子・葉山駅のような感じですかね。

ただ、それだけではないのが高野線の存在。かつての高野線は本線の岸ノ里駅で南海本線を跨いで交差していたそうです。地図でみるとわかりますが、汐見橋線が南海本線に寄り添うカーブ手前の直線の延長上にまさしく高野線が伸びています。南海本線の高架化の際に駅を統合したそうですが、その2つの駅の間に新駅を作った頃に分断されて現在の形になったようです。

それでは西側から順に駅構内の様子・・・
まず一番西の汐見橋線は短い単式ホーム1面1線の6番線。
P1190968_岸里玉出_R

線路終端の様子。上り通過線の5番線を挟んで、奥に見える島式が南海本線の3,4番ホームです。6番ホームは駅の北の端っこにあって3,4番ホームの難波寄りにあります。
P1190965_岸里玉出_R

こちらは南海本線の島式ホーム1面2線で3,4番線。3番線に関西空港行きの普通列車が停車中。車番は"9511"。9000系のようです。南海本線や高野線は意外にも普通列車しか停車しないそうです。
P1190987_岸里玉出_R P1190986_岸里玉出_R

3,4番ホームから見た6番線の様子。
P1190984_岸里玉出_R

次は一番東、高野線のホームに向かいますが、難波方にある連絡通路を通って行く必要があります。
奥に伸びるのが連絡通路で結構長いです。
P1190969_岸里玉出_R

この通路の先に高野線の1,2番線があります。構造は相対式ホーム2面2線。
2番ホーム極楽橋方からの様子。高野線ホームは他と違って上屋も一部しかなく、くたびれた感がありました。
P1190990_岸里玉出_R

次は改札口。駅構内簡略図があったので覗いてみると・・・
P1190988_岸里玉出_R

改札口は3,4番ホーム難波方に「岸里口」、和歌山市方に「玉出口」と2か所あります。高野線1,2番ホームの極楽橋方にはバッテンマークがついてます。つまりはありません。

こちら岸里口の改札口。ここから駅を出てみましょう。
P1190972_岸里玉出_R

岸里口は南海本線の高架下にあります。ここがY字の頂点辺りで、元々は岸ノ里駅があった辺りだそうです。
P1190974_岸里玉出_R

ここから南海本線に沿って南に歩くと玉出口があります。
奥に商店街が見えますね。こちらが玉出駅があった辺りとなるようです。
P1190975_岸里玉出_R

玉出側の改札口。こちらから高野線に乗車するとなると、3,4番ホームを抜けて、更に連絡通路を通って・・・とかなりの距離を歩くことになりますね。
P1190977_岸里玉出_R

お次は高野線の極楽橋方を回り込んでみようと思います。2つ上の画像の手前、つまり東に進みます。
すると、併用軌道が見えてきました。この辺りの路面電車といえば阪堺電車ですね~。
停留場の名前は阪堺電気軌道阪堺線の東玉出停留場です。
P1190978_東玉出(阪堺)_R

ここから線路に沿って北上します。道路は紀州街道というそうですね。

線路が併用軌道から専用軌道に移る辺りで路面電車がやってきました。
恵美須町行きかな? 車番は"703"。モ701形のようです。
P1190980_天神ノ森~東玉出_R

恵美須町方面に走り去っていきました。ちなみに阪堺を跨る橋は高野線でこの左側に岸里玉出駅があります。岸ノ里駅だった頃は阪堺軌道の真上、まさにこの場所にホームがあったらしいです。
P1190981_天神ノ森~東玉出_R

高野線ホームの先っぽ辺りにやってきました。
左奥が先ほどの阪堺線を跨ぐ橋。ここには使われなくなった階段が残されていました。旧ホームからの出入口だったんでしょうね。これを復活させれば非常に便利になるとは思いますが・・・
P1190983_岸里玉出_R

このまま高野線ホームに沿って岸里口に戻ってきました。結局三角形の三辺を歩いたことになります。いや~結構歩きました。
券売機で切符を購入して入場します。
20201023_岸里玉出(乗車券)_R

さて、次は難波方面に向かいます。難波方面へは南海本線の4番線、そして高野線の2番線からも出ています。ただ南海本線と高野線とでは停車駅が異なるみたいですね。

今回は各駅に停車する高野線からの列車に乗車することにしました。
2番線から難波行きの6連先頭車"6501"に乗車します。6200系ですね。
P1190991_岸里玉出_R P1190989_岸里玉出_R

時刻は17:35。日は既に落ちました。

行程:汐見橋(5043岸里玉出行)岸里玉出(6464河内長野発難波行)難波

鉄道コム
にほんブログ村 鉄道ブログ 駅・駅舎へ

Comments 2

There are no comments yet.
虎の子南海  
岸里玉出駅と阪堺電車旧宮ノ下停留所跡

こんにちは5726!!虎の子南海です。
以前にも書きましたが、ここ、岸里玉出(通称岸玉「きしたま」)駅ですが、大阪市内連続立体化に伴い平成5(1994)年4月に岸里駅と玉出駅が統合されてできた駅です。南海本線の岸里~玉出間が2~300Mと南海線では非常に駅間距離が短く高野線とも乗り換えが不便なため統合された駅です。
これに伴い、汐見橋線が南海本線寄りに来てしまい、この駅も汐見橋線が入、出庫時には住ノ江~難波間が回送され1521系電車があった頃には難波駅でた釣り掛けモーター音が聞くことが出来ました。
さて駅の方ですがYの字構造となっており南海本線、高野線と相互に乗り換え出来、お隣の天下茶屋駅同様に、難波方面に行くには、早く来た方の電車に乗車できます。
また、高野線の1番南にあった階段は、改札内の旧連絡階段でして旧汐見橋線ホームと繋いででいました。
高野線の高架下を阪堺電車が走っており、その下に停留所跡がありましたが、これは宮ノ下という停留所です。阪堺電車には数ヶ所ほど旧停留所跡があるようです。





2021/02/23 (Tue) 11:01 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
阪堺の宮ノ下停留場跡

虎の子南海さん、こんばんは。
阪堺の宮ノ下停留場・・・知っていれば撮影しているところでした、残念><
かろうじて映っている画像をアップします。
 →→https://blog-imgs-135.fc2.com/o/p/e/opentp2/202102232305082f5.jpg
高野線高架の南側から撮影したものです。非常に分かりにくいですが、高架のちょっと奥に上りプラットホームが残っているのが見えます。停留場跡は高架の北側にあったようですね。

2021/02/23 (Tue) 23:12 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply