東海私鉄駅巡り20夏(22) 太多線 可児駅と名鉄広見線 新可児駅
多治見駅から太多線に乗車して北上します。
太多線は名前の通り高山本線の美濃「太」田駅と中央本線の「多」治見駅とを結ぶ南北の連絡路線。全線非電化単線です。本数は朝の時間帯だと1時間に2,3本はあるため列車交換も頻繁に行われました。
まず小泉駅で1回目の列車交換。
その後はひと駅飛びで交換が行われていきます。
根本駅を飛んで・・・
姫駅で2回目の列車交換。
下切駅を飛んで次の可児駅でも交換です。
太多線ではどこかひと駅下車するつもりでいました。駅名がよく知られている姫駅が候補の一つでしたが、名鉄乗りつぶしの予習も兼ねて可児駅で下車することにしました。2番線に到着です。
ここで3回目の列車交換が行われました。
可児駅は岐阜県可児市の代表駅。開業時は広見駅と呼ばれていましたが、可児市発足と同時に現駅名に改称されたそうです。名鉄広見線の新可児駅がすぐ隣りにあります。
駅構造は相対式ホーム2面2線。駅舎は1番ホーム東側に面しており、ホーム間は屋根なし跨線橋で連絡しています。
2番ホーム多治見方からの様子。
2番ホームは多治見方に半分ずれています。跨線橋の奥に立派な東西自由通路が駅を跨いでいるのが見えますが、この通路、自由通路と構内通路が真ん中で仕切られている構造らしいです。ホームへの階段が無くて気付かなかったのですが、エレベーター専用だったようですね・・・。似たような構造の跨線橋は京都丹後鉄道の宮津駅で見たことがありました。
更に奥、赤い車両が見えますね~。
近づいてみると、駅の北東の位置、ホームに停車する車両が見えます。ここが名鉄の新可児駅です。
多治見方の跨線橋を渡って1番ホーム側の駅舎へ向かいます。
美濃太田方面の眺め。跨線橋に屋根が無いのがポイント高いです(笑)
振り返って多治見方面。
駅舎内の様子。可児駅は「JR全線きっぷうりば」のある業務委託駅です。下車印いただけました。
そして駅舎外観。なんと1918(大正7)年12月の開業時からの木造建築だそうです。
ただちょっと撮影しにくいのは、駅の目の前に自由通路の入口があるんですよね・・・。完成は2018(平成30)年3月とのことで、それ以前の写真を見ると駅前は随分と様子が変わってました。そして右奥には・・・
名鉄の新可児駅の駅舎がこちらを向いています。1994年5月築だそうです。
新可児駅の改札口の様子。こちらの駅には自動改札機が並びます。
名鉄の窓口では硬券入場券が準備されています。せっかくなので購入~
改札越しに駅構内を覗いてみます。駅構造は頭端式の2面3線で、駅舎は線路終端側にあります。
広見線の中間駅ではありますが、スイッチバック構造なんですね。ただ、犬山方面と御嵩方面で運転系統は完全に分断されているようです。左に行くと犬山方面の2,3番線ホーム。正面に御嵩方面の1番線ホームがありますが、そちらには中間改札があります。御嵩方面はmanaca未対応、ここで一旦精算が必要ということのようです。
新可児駅はいずれまた訪問することになると思いますが、ひとつ勉強になりました(笑)
それでは可児駅に戻って次に向かいましょう。
跨線橋で次の列車を待っていると、やってきましたキハ75。
次発の岐阜行きが2番線に到着。この時も列車交換が行われました。あちらもキハ75・・・先ほどの折り返しかな。
乗車車両は2連後方車両のキハ75-3406。クロスシートに着席、太多線を更に北上します。