三連休北東北20冬(6) 奥羽本線 峰吉川駅 ~生き残った狭軌が醸し出す特異な駅構造~

きゃみ

羽後境駅から奥羽本線をひと駅戻って峰吉川駅で下車しました。
なお、羽後境駅の滞在中にデジカメのダイヤルを回してしまい、知らない間にISO6400固定に設定されてしまったようです・・・。たまにやってしまうんです・・・。しばらく粗い画像が続きます><

列車は1番線に到着。
P1160558_峰吉川_R P1160561_峰吉川_R

峰吉川駅は秋田県大仙市協和峰吉川にある奥羽本線の単独駅。秋田新幹線が並走する区間の駅のひとつで、大曲からこの駅までが三線軌条の区間になっています。

大曲に向けて走り去る上り列車。右の線路が三線軌条ですね~。【訂正】三線軌条は誤りで正しくはガードレールらしいです。三線軌条の区間はこの駅の福島方のもう少し手前で終了しているそうです。
P1160559_峰吉川_R

さて、峰吉川駅の駅構造ですがカーブ上にある相対式ホーム2面2線。各ホーム間は秋田方の跨線橋で連絡しており、駅舎は北側ホームに面しています。一見単純な構造ですが・・・

とりあえず駅構内の様子を確認します。
1番ホーム大曲方からの様子。ここで注目は駅舎側ホーム。柵が張られています。
P1160560_峰吉川_R

左の線路は三線軌条狭軌、右は標準軌。つまり右の線路は秋田新幹線の通過線。大曲~秋田間で停車する駅はないので、駅舎側のホームは無用の長物ということになります。逆に狭軌の奥羽本線にとっては実質は1面1線の構造といえます。
そして、駅舎側のホームの短さにも違和感を覚えます。新幹線開業時に切り詰められたのかもしれませんね。

駅舎側ホームの様子。「新幹線が通過します。ご注意ください。」
P1160563_峰吉川_R

この構造パターンを個人的には「パターン②」と呼びます^^;
元々複線だった奥羽本線の片方だけを改軌して単線並列にした最もシンプルなパターンだと思います。ただ、狭軌側も三線軌条になっている点がちょっと特殊ですが・・・。
このパターンは駅構内に余裕が無くても構成可能であると同時に、乗り場がひとつ利用不可になるという欠点があると思います。

跨線橋から大曲方面
大きくカーブしています。駅は奥羽本線がちょうど西から北に向きを変える位置にあります。
P1160562_峰吉川_R

この駅、これだけでもネタになる面白い駅なのですが、他にも気に入っているポイントが2つあります(笑)

1つ目は昔からの木造駅舎が残っている点。
1930(昭和5)年6月に信号場から格上げされた時からのものだそうです。小ぶりながらもいい駅舎です。
P1160565_峰吉川_R

駅舎内の様子
大仙市に委託された簡易委託駅らしいのですが、訪問時は誰もいませんでした。
P1160564_峰吉川_R P1160567_峰吉川_R

そしてもう一点は跨線橋の構造。駅舎から入らなくても別の入口から昇れます。
P1160566_峰吉川_R

更に駅舎反対側には跨線橋が延長された形の裏口があります。
つまりは駅を跨ぐ自由通路の役目も担っているようです。ポイント高い(笑)
P1160568_峰吉川_R

吉峰川駅はお気に入りの駅のひとつになりました。

さて次の下り列車は10分後の予定ですが、ホーム上の待合室には列車遅延のアナウンスが流れます・・・。あらま。
待っている間に何本か列車が通過していきました。

まずやってきたのは701系5000番台の回送。大曲方面に向かって通過していきました。羽後境駅でも見かけたのですが、秋田方面に車両基地があるのでしょうか??
P1160569_峰吉川_R

次にやってきたのが秋田新幹線下りの「こまち」。しかしこちらの線路にはなかなか列車が来ません。
P1160570_峰吉川_R

結局20分遅れでやってきました。
P1160571_峰吉川_R

秋田行きの2連先頭車クモハ701-36に乗車します。全席ロングシートでしたが、後方車両にボックス席があるのを後ほど知りました。

行程:羽後境(2448M新庄行)峰吉川(2447M秋田行)秋田

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Comments 8

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たかはし  

いわゆる「ミニ新幹線」区間は行ったことがないので、一度は行ってみたいですね。ヨーロッパの新幹線(TGV)は、線路幅も車両規格も在来線と同じらしく、都市間(市街地)は、LGV(高速専用線)を通りますが、都市部街中では在来線と共有しますね。ですので、定時性ということにおいては、日本は在来線と新幹線が分離していますので優位にあるようです。
特に上り列車で秋田新幹線も山形新幹線も遅延を招くと面倒なことになることが多いようですが、それよりなにより、大宮~東京間の調整が難しく、複々線にできたら良いのに、と思います

2020/06/24 (Wed) 16:37 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To たかはしさん

たかはしさん、こんばんは。
ミニ新幹線区間は構造好きにとっては非常に面白いです(笑) 次は山形~北山形~羽前千歳の辺りの観察に行ってみたいです。

海外の鉄道はあまりよく知らないのですが、日本の狭軌はイギリスの鉄道が手本となっているようです。対してフランスなどのヨーロッパ大陸の多くの国では主に標準軌を採用したそうです。都市部街中では在来線と共有というのはなかなか面白いですね。飛ばせるところは専用線、停車が頻発するところは在来線共用、といった感じなのでしょうか? そういえば、東京~大宮間は目に見えてゆっくり走ります。

2020/06/25 (Thu) 00:33 | EDIT | REPLY |   
秋田県大仙市住人  
ちょっと一言

きゃみさん、はじめまして。秋田へのご訪問ありがとうございます。
一言だけ。きゃみさんが3線軌と書かれているレールはガードレールです。
3線軌区間は、峰吉川駅の刈和野方数百メートル手前で終わっており、既に
秋田に向かって右側の標準軌に合流してしまっています。峰吉川駅の刈和野方
に片渡りポイントがあるのです。ちなみに3線軌のレールは秋田に向かって狭軌の
左側に敷かれています。3線軌を見たい場合は神宮寺駅か、刈和野駅構内が適当なの
です。

2020/06/28 (Sun) 02:24 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: ちょっと一言

秋田県大仙市住人さん、こんにちは。
ご指摘ありがとうございます。助かります。
やっぱりそうでしたか。三線軌条は峰吉川駅の福島方手前までという情報はあったのですが、この画像で三線軌条だと勘違いしてました。
神宮寺と刈和野は「三線軌条と狭軌の2線に標準軌通過線」という構造だったかと思います(個人的にはパターン③と呼んでます笑)。次回訪問時は下車して実際を見ておきたいところですね。できれば三線軌条が解消される地点も見てみたいです・・・。

2020/06/28 (Sun) 15:09 | EDIT | REPLY |   
秋田県大仙市住人  

標準軌から狭軌に入り込む片渡りポイント、というか、厳密には片渡りではなく特殊ポイントですが、私も見たいと思ってもはや20年以上、、、
神宮寺の大曲方のも、峰吉川の刈和野方のも近づくのが容易ではありません。
神宮寺は周りが全て田んぼで、基本的に私有地に入らないと接近できず、峰吉川のは築堤上にありますから、線路伝いに行くか、築堤をよじ登ることになり、いずれもこのご時世、通報されます。グーグルアースで我慢するしかないかも知れませんね。

2020/06/30 (Tue) 00:35 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
狭軌と標準軌の平面交差

秋田県大仙市住人さん、こんばんは。
なるほど、実際に見ることは叶わないようですね。神宮寺駅か刈和野駅で我慢かな・・・。
三線軌条ではないですが、山形新幹線の並走区間の羽前千歳駅付近で仙山線用の狭軌と山形線の標準軌が平面交差する様子は見られるとのこと。そちらは是非見てみたいです。

2020/06/30 (Tue) 23:04 | EDIT | REPLY |   
秋田県大仙市住人  

狭軌側からでしたら、701系のかぶりつきで見れます。新幹線側からは無理ですね
神宮寺駅付近の陸橋の上とか、峰吉川駅のホームの端っこでしたら、E6がポイントを渡るところは辛うじて見えますが。

2020/07/01 (Wed) 00:53 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
前面展望

秋田県大仙市住人さん、こんばんは。
そうでした、列車の前面展望がありましたね。
以前に京急で三線軌条の解消ポイントを確認したことを思い出しました。
https://opentp2.blog.fc2.com/blog-entry-1856.html
峰吉川からも一応見れる場所にはあったんですね。よく見ておけばよかったです。

2020/07/02 (Thu) 00:59 | EDIT | REPLY |   

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