南九州駅巡り20冬(44) 別府ラクテンチケーブル線 (雲泉寺駅→乙原駅) ~ケーブルカーで山の中腹にある遊園地へ~

きゃみ

別府駅から亀の井バスに乗車しました。目指すは「ラクテンチ」。

海岸口を出たバスは海側の市街地を真っ直ぐ東に進みます・・・。行きたい方向と全く逆方向だな~と思っていると、国道10号手前辺りで南に折れます。しばらく進むと今度は西に折れて、そこからはずっとまっすぐ進みます。

右に「亀の井ホテル」。先には日豊本線の高架が見えます。
更にその先に山が見えますが、その中腹に何か見えますね~。実はあそこが目的地なわけです。
P1160357_亀の井バス(15番バス)_R

日豊本線を潜ってからも更に真っ直ぐ進みます。山の麓の突当りに何かド派手な建物が見えてきたところで下車します。
ラクテンチバス停で下車。後払いで230円也。
P1160358_ラクテンチバス停_R

さて、今回ここで下車したのは、「別府ラクテンチケーブル線」というケーブルカー路線に乗車するのが目的です。この路線・・・、「ラクテンチ」という遊園地への入園者輸送のためのケーブルカーなんですね。遊園地は立石山という山の中腹にあります。しかしよくもまああんな場所に造ったなあ・・・。
ちなみに、「楽天地」といえば東京人にとっては錦糸町ですが、別府にもあったのは最近になって知りました。

さて駅に向かいますが・・・コレ、駅舎? なんともまあメルヘンチックというか(微)
P1160363_雲泉寺(ラクテンチ下)_R

駅前にはいかにも遊園地といったBGMが大音響で流れます。子供が聞いたらワクワクするんだろうな~
P1160362_雲泉寺(ラクテンチ下)_R

この正面にある窓口で切符を購入します。
100円の割引券で大人1,200円。一般の人はケーブルカーにだけ乗車することはできず、往復運賃と遊園地の入場料とがセットになっています。要するに遊園地の入口なんですね、ここ。ただ遊園地専用とはいっても、ちゃんとした鉄道事業法に基づく鉄道路線なんだそうです。
20200109_別府ラクテンチ_R

一応駅の観察をしてみると・・・建物正面に改札口、その右隣に窓口、左隣には待合室がありました。駅名はラクテンチ下駅と案内されていましたが、届出上の正式名は雲泉寺駅というそうです。

ケーブルカーは20分毎に運行しています。早速改札口へ
P1160361_雲泉寺(ラクテンチ下)_R

改札口を抜けるとケーブルカーはすぐ目の前にいました。年季はいってそうですね。
P1160364_雲泉寺(ラクテンチ下)_R

構造は一般的な階段状2面1線。路線の開業は1929(昭和4)年9月とのこと。戦前なんですね。車両については、台車が1951年製、車体は1974年製だそうです。現役ケーブルカーの台車としては日本最古らしいです。

それでは出発です。乗客は私以外は子連れの家族が1組。
ケーブルカーは昨夏に乗車した四国の八栗ケーブル以来ですが、趣は全く異なります・・・。

路線の総距離は0.3km。最急勾配は558 ‰(29 ° 09 ′)。観覧車に向かって登っていきます。
P1160365_別府ラクテンチケーブル線_R

車内では女性スタッフさんの案内がありました。
それによると今回乗車した赤い車両は「ドリーム号」。途中ですれ違った黄色いのが「メモリー号」というそうです。
P1160367_別府ラクテンチケーブル線_R

5分ほどでラクテンチ上駅に到着です。1路線踏破完了~(笑)
P1160368_別府ラクテンチケーブル線_R P1160369_乙原(ラクテンチ上)_R

こちらの駅は届出上は乙原駅というそうです。構造は同じく2面1線。
P1160371_乙原(ラクテンチ上)_R

お約束でホーム端からレールを見下ろしてみました。
眼下には別府の町並みがよく見えました。・・・ケーブルカーに乗車する時はいつも言ってるかもしれませんが、高所恐怖症なのでこれを撮るのにもガクガクブルブルです。その横で子供は平気で飛び跳ねてました^^;
P1160370_乙原(ラクテンチ上)_R

こちらは待合室の様子。クマさんが座ってます。
P1160374_乙原(ラクテンチ上)_R

そして駅舎外観。
1階が待合室、2階は展望テラス。乗車中に見えた観覧車がすぐそばにあります。観覧車自体は小さいのですが、立地がいいのでかなり良い展望になりそうです。
P1160373_乙原(ラクテンチ上)_R

駅舎を出ると強制的に遊園地に入場したことになります(笑) せっかくなので園内を散歩してみましょう。
しかし、この遊園地・・・ちょっと違った意味で非常に面白かったです。つづく

行程:別府(亀の井バス[15]ラクテンチ経由鉄輪行)ラクテンチ下/雲泉寺(別府ラクテンチケーブル)ラクテンチ上/乙原

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Comments 4

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 風来梨  
ラクテンチ上の駅名

こんばんは。

別府ラクテンチは、ほんとに判り辛い場所にありますね。 途中から、遊園地に行くとは思えないすれ違い不能の3m幅道路になりますし・・ね。 でも、いきなり3m幅道路の先に、大駐車場が現れるのも意外性がありますね。 ここに行くのに、市内と杉乃井パレスの間を3回くらい往復しましたよ。

なぜに、このラクテンチに行ったのかというと、ラクテンチの山斜面の南側に、落差60mの乙原ノ滝があるからです。 この滝の名は「おんばら」ではなくて「おつばる」ですね。 九州には、宮原線の「みやのはる」を始め、筑豊本線の分岐駅・原田「はるた」、西南戦争の激戦地・田原坂「たばるざか」など、『原』を「はる」と読む慣わしがあるようですね。

ちなみにラクテンチケーブルは、1200円を惜しんでパスしました。

2020/06/10 (Wed) 21:05 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: ラクテンチ上の駅名

風来梨さん、こんばんは。
ラクテンチの方にも行かれてたんですね。ちょっと意外でしたが、目的は違ったようですね。
遊園地に行く道は、途中から狭くはなりますが海からずっと真っ直ぐで、突当り正面にあのメルヘンチックな建物。そしてケーブル路線が延びる先には観覧車。かなり記憶に残る光景でした。

九州の駅名に出てくる「原」は、「はる」若しくは「ばる」と読んでおけばまず間違いないですよね。昔から不思議に思ってました。ちょっと調べてみましたが、「はる」と読む地名に当て字として「原」を当てたらしいです。なんのこっちゃ? ちなみにこれらの地名を由来とした人名となると「はる」と読むものはないそうです。

2020/06/12 (Fri) 00:52 | EDIT | REPLY |   
助廣急行  

こんにちは!ノスタルジック遊園地ですねぇ!似たような所が別にもあります。生駒山上遊園地です。生駒山上遊園地も近鉄生駒鋼索線というケーブルカーに乗って登って行くのですが、ケーブルカーなのに踏切があったり、乗り換えたりとおもしろくノスタルジックワールドでした!
遊園地も、時代に取り残されたような不思議空間(笑)

そういえば、東別府駅はスルーされたのですか?きゃみ様なら絶対に立ち寄るだろうと思っていたのですが。。。私もまだ行ったことはありませんが、今訪れたい駅ベスト10に入る駅です。

2020/06/13 (Sat) 13:53 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
生駒山と東別府駅

助廣急行さん、こんにちは。
生駒山は気になっているスポットのひとつです。近鉄で行ってケーブルカーに乗換えですよね。関西私鉄は優先度が低いのですが、いつか訪問したいと思っています。
東別府駅は、訪問後に写真を見ていいな~と思いました。別府のすぐ隣の駅とは思えない落ち着いた雰囲気のいい駅舎だと思います。徒歩で行けそうな距離なので、ラクテンチの帰りにでも寄り道すればよかったかなあ・・・

2020/06/14 (Sun) 09:59 | EDIT | REPLY |   

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