南九州駅巡り20冬(8) 大隅線 鹿屋駅跡 ~鉄道記念館と航空基地史料館~

きゃみ

志布志駅前バス停から鹿児島交通バスの垂水方面行きに乗車しました。
P1150620_鹿児島交通バス(志布志~鹿屋)_R

バスは国道448号をしばらく走ると220号に入ります。途中、道の駅に立ち寄ったり、国道を外れて東串良の市街地に寄ったりしながら、走ること約1時間で鹿屋バス停に到着。ここで下車します。後払いで790円也。
P1150621_鹿屋バス停_R

鹿屋バス停の周辺は鹿屋市一番の市街地のようでした。屋内にある待合室やバス案内所もあり、鹿児島中央駅や鹿児島空港に向かうバスも発着しています。
まずは案内所で次に乗車するバスの情報を確認しておきます。次のバスは経由地が複数あって分かりにくかったのですが、有用な情報をいただけました。太川蛭子コンビのバス旅番組でもよく出てきますが、案内所は非常に役に立ちますね~。
さて、次のバスまで時間があります。この時間を利用して向かうはもちろん大隅線の鹿屋駅跡です。

駅跡はバス停からは南へ1.4kmほどの場所にあるようですので歩いて向かいます。肝属川という川を渡るとまだ静かな飲み屋街を抜けます。そこから川の東岸沿いに南下。
P1150622_鹿屋(肝属川)_R

再び川を渡って西岸に出てから角のセブンに立ち寄り。そのすぐ南に駅舎らしきものが見えてきました。
「鹿屋驛」です!
P1150623_鹿屋鉄道記念館_R

実はこの建物は「鹿屋市鉄道記念館」でした。「鹿屋驛」は愛称だそうです。大隅線の廃止は1987(昭和62)年3月、記念館はその翌年の10月に開館したそうです。旧駅舎なのかなと思ってましたが、実際は違うようですね。
それでは入ってみましょう。
P1150625_鹿屋鉄道記念館_R

館内の様子。
信号機を始め鉄道関連の工具や史料などが所狭しと並びます。その数約400点だそうです。写ってませんが手前にはプラレールもあって子供も楽しめます。
P1150641_鹿屋鉄道記念館_R

ほんの一部だけご紹介。運賃表と各駅の写真。かなり古い写真もあり興味深かったです。
P1150639_鹿屋鉄道記念館_R P1150642_鹿屋鉄道記念館_R

館内にはミニシアターみたいなコーナーもあり、現役当時の大隅線の様子がビデオ(8ミリかな?)で上映されていました。たくさんの学生が乗車していて盛況な様子が見られました。彼らは私と同じくらいの歳だな~などと思いつつ見入ってました。
すると地元の方らしきおじいさんが声をかけてくれました。記念館を管理されている方のようです。この方が当時の事をいろいろと教えてくれました。このおじいさん、自然体のやさしさがあるというか、ほんとにいい方でした。

会話は戦前や戦時中の話が多かったです。ビデオに一瞬映った防空壕?の跡とか、大隅線建設中の写真の説明など・・・
と、おもむろに奥の事務室に入っていき、切符をもってきてくれました。
疑似切符ですが記念になりました。
20200105_鹿屋市鉄道記念館_R

館を抜けて奥に向かいます。そこにはホームっぽいところにキハが横付けされていました。
P1150626_鹿屋鉄道記念館_R

車両形式はキハ20-441。1962(昭和37)年製で実際に大隅線を走っていたそうです。
P1150637_鹿屋鉄道記念館_R P1150638_鹿屋鉄道記念館_R

車内にも入れました。懐かしい感じの座席が並びます。美形マネキンの車掌さんもいます(笑)
ちなみに美形マネキンで思い出すのは・・・コチラ(笑)>>
P1150636_鹿屋鉄道記念館_R

運転席の様子。狭い・・・
P1150634_鹿屋鉄道記念館_R

車内に展示されていた大隅線の歴史など↓
これを見ると大隅線がいかに長大な路線で駅の数も多かったのかがわかります。全通が昭和47年、廃止が昭和62年。わずか15年ってもったいない気がします。
P1150635_鹿屋鉄道記念館_R

記念館裏にはキハの他にもモーターカーや腕木信号機も保存されていました。
P1150629_鹿屋鉄道記念館_R

駅名標も並んでました。これは当時のものでしょうかね?
P1150632_鹿屋鉄道記念館_R

さて、肝心の駅跡はどこかな? 実際に駅があったところですが、話を聞くところによると記念館の裏から隣にある鹿屋市役所の裏に線路が通っていたとのこと。
画像↓奥から右に抜ける道路がかつては線路だったらしいです。その先には・・・
P1150645_鹿屋鉄道記念館_R

右に抜けた先に鹿屋駅があったらしく、その跡地には鹿屋市役所がど~んと建っていました。ホームはこの建物の裏手に横たわっていて、駅舎はホームから一段低い位置に立っていたそうです。
P1150644_鹿屋市役所_R

館に戻っておじいさんと会話をしていると、戦時中か何かの話の中で、特攻隊基地の話をしてくれました。鹿屋には特攻隊も出撃していった旧海軍の航空基地があったそうです。私も以前に聞いたことがありました。話によると鹿児島にある同じく基地があった「知覧」よりも多くの隊員が出撃していったらしく、今はそこに史料館があるそうです。地図を見るとここからちょっと距離がありそうです。次のバスまで1時間くらい・・・さてどうしようか。
「おにいさんくらいの健脚なら大丈夫」というおじいさんのひと言で行くことに決めました。

感謝の挨拶をして歩き始めました。地図上では道のり片道約2.1kmほどですが上り坂が延々続きます・・・。結構上ったなあ~というところでそれらしき建物が見えてきました。
P1150647_鹿屋航空基地史料館_R

「鹿屋航空基地史料館」です。結局早足で20分くらいかかりました。
P1150654_鹿屋航空基地史料館_R

史料館は海上自衛隊の鹿屋航空基地内にあるようです。館の周りにはヘリなどいくつもの航空機が展示されていました。館内には旧海軍の創成期から大戦時のもの、現在の海上自衛隊関連の史料が並びます。特攻隊の名簿もありました。なんと908名もの方が出撃していったそうです。

館内は原則撮影禁止なのですが、ゼロ戦の展示されているエリアだけは撮影可能でした。
「零式艦上戦闘機五二型」です。
P1150649_鹿屋航空基地史料館_R

傍らには実際のエンジンが置かれ、コックピットを覗くこともできました。
P1150653_鹿屋航空基地史料館_R P1150651_鹿屋航空基地史料館_R

興味深い史料が並んでおり点数も多くて見応えあり、じっくりと見たいところですが、次のバスの時間が迫ってきました。市役所のほうに戻ります。帰りも同じ道を早足で下っていき、事前に目をつけていたバス停に直行します。

到着してものの数分で予定のバスがやってきました。ふう~間に合った~。
P1150655_市役所前バス停(鹿屋)_R

乗車するのは佐多岬方面に向かう鹿児島交通バス。ここからは大隅線ルートからちょっとはずれます。

行程:志布志(鹿児島交通バス垂水中央病院行)鹿屋(徒歩・鹿屋市鉄道記念館・鹿屋航空基地史料館)市役所前(鹿児島交通バス佐多・外ノ浦行)ネッピー館前[泊]

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Comments 4

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総武特快佐倉  

こんばんは。

タラコの色のキハ20が保存されて車内も見学できるんですね。
JRではとっくに引退したキハ20とほぼ同設計、同型エンジン搭載の小湊キハ200形は未だに現役なのが驚きます。
鹿屋というとやはり旧海軍の特攻隊関連が有名ですね。鉄道以外に旧軍の飛行機や艦船も好きなので、復元された零戦52型がとても興味深いです。

2020/04/25 (Sat) 20:59 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To 総武特快佐倉さん

総武特快佐倉さん、こんにちは。
鉄道記念館に保存されているキハ20は昭和62年の廃車・・・小湊のキハは30年以上前に廃車された車両と同型ですか!それも主力として走っているとは小湊鐡道恐るべし・・・ですね。

私も一時期旧海軍関連の史料を読みふけっていた時期があったので、興味がありました。零戦といえば日中戦争や太平洋戦争初期は無敵だったようですね当時としては非常に優秀な戦闘機だったのでしょう。史料館、もうちょっとゆっくり滞在したかったです。

2020/04/26 (Sun) 11:50 | EDIT | REPLY |   
たかはし  
大隅線

すいません。1つ前の記事ですが、私のブログからリンクを貼らせて頂きました。事後報告で申し訳ないです。

旧大隅線は、保存展示されているところが何か所かあって、それも結構きれいに維持されているので、記事にしようと思っていたところに、前回、今回と記事にされたので、私の書くことがなくなってしまいました(笑)

2020/04/26 (Sun) 13:52 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: 大隅線

たかはしさん、こんばんは。
リンク、ありがとうございます。全く問題なしです。
大隅線の保存車両は志布志や鹿屋以外には吾平や銅田にもあるようです。
垂水には車両は無いらしく、ホームの一部だけが残されているらしいですね。垂水にはいつか桜島と合わせてフェリーで訪問したいです。

2020/04/26 (Sun) 22:38 | EDIT | REPLY |   

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