1988年春 下津井電鉄 (児島駅~鷲羽山駅) ~ナローの小さな電車と開業間近の瀬戸大橋~

きゃみ

前回下津井電鉄の話を少ししましたが、今回は訪問した時の様子を・・・
30年以上の話。瀬戸大橋開業直前で宇高連絡船のお名残乗船が目的の旅で、児島まで足を延ばして下津井電鉄に立ち寄りました。下津井電鉄線は半島の先っぽの児島~下津井間を走るナローゲージの路線でした。

下津井電鉄児島駅 (1988/3/28撮影)
SL023_0003_児島(下津井電鉄)_R

当時は下津井電鉄線の起点駅で、JRの児島駅からは少し離れた位置にありました。古い駅舎をイメージしていましたが、アーチ状の屋根にガラス張りの明るい印象の駅で少々驚きました。この前年に駅が移転されて、新駅舎が完成した直後だったようです。

駅構造は頭端式ホーム2面1線。何だか車庫の中にホームを作ったような感じですね。
SL022_0017児島(下津井電鉄)_R

下津井方からの様子。小さな車両はおそらくクハ24+モハ103の2連です。
SL022_0018児島(下津井電鉄)_R

こちらは線路終端側から。多分ですが車両はモハ1001。
「赤いクレパス号」というHMが付いていて、車体に自由に落書きができるのが売りでした。
SL023_0008児島(下津井電鉄)_R

ここから下津井の手前にある鷲羽山駅まで乗車しました。1面1線の小さな駅。
SL022_0019_鷲羽山_R

奥にもう一両車両が見えますが、これはモハ110の廃車体で待合室として使われていたようです。
駅名はここから南の海側に鷲羽山という山があることから命名されたそうです。地図で見ると瀬戸大橋から最も近い位置にあり、本四備讃線や瀬戸中央自動車道がすぐ近くを通っています。

開業間近の瀬戸大橋。先に見えるは香川県の櫃石島だと思います。写真はボロボロ・・・
SL023_0004_瀬戸大橋_R

瀬戸大橋全景。
SL023_0005_瀬戸大橋_R

下津井からやってきた列車が鷲羽山駅に到着。手前は学校でしょうか・・・
SL022_0022_鷲羽山_R

鷲羽山~琴美琴海を走る列車
SL022_0023_鷲羽山~琴美_R

下津井電鉄線は、この後1991(平成3年)1月に残念ながら廃止されました。

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Comments 6

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たかはし  
762mm

確か三岐鉄道北勢線に、「最西端のナローゲージ」という旨の看板がありますね。私にとっては、私の年齢的にも、最西端は下津井電鉄、という記憶が刷り込まれていて、三岐鉄道の看板には違和感があります(笑)

現在、旅客を扱っているのは、黒部峡谷鉄道、三岐鉄道北勢線、四日市あすなろう鉄道だけですね。(たぶん)
黒部峡谷鉄道は関西電力ですし、三岐鉄道北勢線も四日市あすなろう鉄道も以前は近鉄と、"関西"が絡んでいます。JR西日本も、東海や東日本に比べれば、古い車両を工夫して使い続けることに長けていますので、「可能な限り残していく」という意識があるのかもしれませんね。

2020/02/16 (Sun) 18:22 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: 762mm

たかはしさん、こんばんは。
黒部、三岐、四日市の3路線はまだ未乗車のものばかりです。このうち三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道は三重滋賀編で乗車を予定しています。その時は「最西端のナローゲージ」の看板を確認しておきたいです(笑) 黒部はまだ先かな・・・
かつては全国様々な地域で軽便鉄道がナローで走っていたようですね。沖縄にもあったらしいです。それらは70年代までにはほとんどが廃止や改軌されたそうです。80年代で生き残ったのが下津井電鉄と上記の3路線。全て西日本、おそるべし。

2020/02/16 (Sun) 23:10 | EDIT | REPLY |   
Koganeturbo  

接続のない下津井電鉄でしたが、児島に瀬戸大橋線が乗り入れて接続ができるようになったのに廃止となってしまい残念でした。
貴重なお写真拝見できてありがとうございます。

2020/02/16 (Sun) 23:18 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To Koganeturboさん

Koganeturboさん、こんばんは。
保存状態の悪いフィルムのスキャンで恐縮です。
下津井電鉄は児島駅を移転したりなど、瀬戸大橋線との接続による集客を大いに期待したのだと思いますが、空振りだったようですね・・・路線は数年で消えてしまいました。非常に残念です。

2020/02/16 (Sun) 23:28 | EDIT | REPLY |   
虎の子南海  

おはようございます。虎の子南海です。
下津井電鉄は、かっては、国鉄(現JR西日本)宇野線茶屋町駅~下津井駅を結ぶ路線でして私もお袋の田舎に行く時にお袋共々利用しておりました。また、貨物列車もあり時折電車が貨車を牽引していたようです。私と妹はこの電車のことをも当時NHKの子供向けの「おかあさんといっしょ」という番組の中で「ダットくん」というウサギの着ぐるみ(今でいうゆるキャラ)がでてきていたので「ダットくんの電車」と言っていた記憶があるようです。
この路線も接続する鉄道もなく1973(S47)年茶屋町~児島間が廃止されました。
この後、下電の茶屋町駅跡はしばらくはバスの発着場として使用されていました。
また9枚目の写真、鷲雄山~琴美ではなく、鷲羽山~琴海(きんかい)が正解です。訂正をお願い致します。この、電鉄で最後の新車「メリーベル」号は廃止後は近鉄(現、三岐鉄道)北勢線に売却される予定でしたが実現されませんでした。
また、廃線跡の茶屋町駅から歩いてゆくと「藤戸駅」跡があり私も歩いたことがありますよ。

2020/02/18 (Tue) 05:50 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To 虎の子南海さん

虎の子南海さん、こんにちは。
琴海は「きんかい」と読むんですね。「ことうみ」or「ことみ」とばかり思ってました。鷲雄山のほうは正しいようです。ご指摘ありがとうございました。
茶屋町まで走っていた頃から乗車されていたんですね。私も親の実家に連れられて乗車したローカル線の思い出は忘れられません。ちなみに名鉄三河線という田舎路線でした。
下津井の廃線跡もいつか訪問してみたいなと思います。

2020/02/19 (Wed) 12:49 | EDIT | REPLY |   

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