北海道完乗の旅19夏(15) 日勝線 広尾駅 ~かつての国鉄広尾線の終着駅~

きゃみ

えりも岬に立ち寄った後は日勝線バスの広尾行きに乗車しました。今度は東海岸を北上します。
まずはほぼ原野の中を走る襟裳公園線という道道を進んで行き、国道336号に合流すると庶野という街に入ります。庶野を抜けると、海岸線の断崖を連続トンネルで抜けていきます。「黄金道路」と呼ばれる道路で、天候不良でバスがよく運休するところだと様似観光センターのおばさんが言ってました。ただ、道は結構新しめの良い道路で、バスは一定速度で進むので心地よくて半分寝てました・・・。

しばらく走り、川を渡り街に入るとバスの終点の広尾駅に到着です。
P1130157_広尾_R

広尾駅は広尾郡広尾町にある日勝線バスの自動車駅。この辺りは十勝地方になるんですね。ここから帯広方面へは十勝バスが出ており、乗り継ぎを予定していました。この帯広~広尾間にはかつて国鉄広尾線というローカル線が存在していました。路線が廃止されたのは1987(昭和62)年2月のことで、同時に鉄道駅としての広尾駅も廃止されました。駅舎はその後も残されて鉄道記念館やバス待合所として機能していたようですが、昨年6月に撤去されたことを後ほど知りました。

バス待合所の様子↓
写真でよく見た立派な駅舎ではなくて残念。来るのがちょっと遅かったですね。
待合所の前は広々としたロータリーになっていて、バス停は日勝線バスと十勝バスの2つが並んでいました。
P1130158_広尾_R

待合所の中の様子↓ 十勝バスの窓口があり、乗車券などを販売していました。
P1130166_広尾_R

内装も真新しいので旧駅舎があった場所に新たに建てられたのでしょうか?となるとこの裏手にホームが横たわっていたことになりますが・・・。裏手には広いスペース、まっさらで何も無かったです・・・↓
P1130164_広尾_R

こちらは待合所正面を西側から撮った様子↓ 奥の方に何か見えますので、そちらに行ってみました。
P1130165_広尾_R

向かってみると、そこは「鉄道記念公園」という広場になっていました。広尾線を記念した公園のようですね。
P1130160_広尾_R

公園内にはC11の動輪や腕木信号機、分岐器の操作てこなどが保存され、奥にはパークゴルフ場が広がっていました。この辺りも駅構内だったんでしょうね~。現役時に訪問したかったです。
P1130161_広尾_R

公園からみたバス停の様子↓ 広かったであろう駅構内はまっさらになって、待合所がとても小さく感じられます。
P1130162_広尾_R

30分ほどの滞在の後、帯広方面の黄色い十勝バスがやってきました。数名と一緒に乗車します。時刻は16:22、天候は小雨☂。
P1130167_広尾_R

出発したバスは再び国道336号に入り、2つ目の「広尾開発前」というバス停で停車した時に運転手さんが車内に声を掛けてきました。「広尾に傘を忘れた方いませんか~?」 あっ!私だ・・・。私ですと答えると、しばらく待ってくださいと回答があり、そこで数分間停車。なななんと、待合所の窓口にいたおじさんが雨合羽姿で雨の中を自転車で傘を持ってきてくれました。もう感謝しかありません。「ほんとにほんと~にありがとうございました」 
傘の置き忘れには気をつけましょう・・・

行程:えりも岬(日勝線バス105広尾行)広尾(十勝バス[60]広尾線帯広駅バスターミナル行)幸福

鉄道コム
にほんブログ村 鉄道ブログ 駅・駅舎へ

Comments 6

There are no comments yet.
koganeturbo  

こんばんは。
忘れ物を預かっておくではなく、持ってきてくださる、しかも自転車で、しかも雨の中を・・・なかなかできないですよね。
良いエピソードありがとうございます。こちらのホッコリさせていただきました(笑)

2019/09/16 (Mon) 18:58 | EDIT | REPLY |   
総武特快佐倉  

こんばんは。

かつてここに駅があったとは想像できないぐらい様子が一変してますね。
公園に展示されている動輪や信号機などが鉄道が走っていたことを物語っていますね。今回は鉄道旅というよりもバスでの廃線跡巡りですね!

2019/09/16 (Mon) 19:43 | EDIT | REPLY |   
 風来梨  
広尾線と広尾駅

こんばんは。

私も広尾駅舎が去年の初夏に雨漏りが原因で取り壊された事を知りました。
ずっとバスターミナル兼鉄道資料館だったのですが・・。 まぁ、以前も野ざらしになって塗装がピンク色に剥げたボロボロな哀れな姿のキハ22が放置されていたので、放置プレーのままで早く建物寿命が来てしまったのでしょうね。

あの時(オチャメな山放浪時代)に見た広尾駅はしっかりしていて、取り壊される事はまずないと思ってましたが・・。 それと広尾線の主要の建設目的は襟裳岬をめぐって様似とつなげる事よりも、十勝地方唯一の主要港・十勝港(広尾港)の荷揚げ荷卸しだったのですね。 建設当時は、結構重要な位置を占める路線だったようですね。 でも十勝港は、利便性で釧路港に負けて寂れてしまったようです。

それでは、唯一撮った在りし日の広尾駅の中途半端なアングルの写真を載せた記事おば・・
『路線の思い出 第11回 広尾駅』
https://furai58.blog.fc2.com/blog-entry-598.html

2019/09/16 (Mon) 21:44 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To koganeturboさん

koganeturboさん、こんにちは。
いや~、都会では考えられない出来事ですね。ほんとに感謝しかありません。
申し訳ない気持ちがちょっとと、ありがたい気持ちでいっぱいでした。

2019/09/17 (Tue) 13:20 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
To 総武特快佐倉さん

総武特快佐倉さん、こんにちは。
バス停周辺は更地が広がるのみで駅があったんだろうな~と微妙に感じる程度でしたが、公園に残る遺物が駅があったことを伝えていました。本当はこの辺りも列車で巡りたかったですね~。
この後、帯広からはいつも通りの駅巡りになります(笑)

2019/09/17 (Tue) 13:26 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: 広尾線と広尾駅

風来梨さん、こんにちは。
あまりイメージが無いですが、広尾も港町なんですね。駅は内陸側にありますが、街は複数の碁盤の目が連なっていて、その中心辺りに駅があるので位置が分かりやすいです。地図で見ると面白いですね。
広尾駅舎は昔写真でよく見ていたものを期待していましたが・・・、来るのがちょっと遅かったです。
広尾線は定番のあの駅までしか乗っておらず、士幌線も実はひと駅しか乗っていません(笑) 乗っておけばよかったな~と後悔ですが、当時はなかなか行くことのできない場所でした。今は当時よりはお金にはずっと余裕があるので、こういった廃線跡も巡ってみたいですね。

2019/09/17 (Tue) 13:43 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply