17GW北陸駅巡り(20) えちぜん鉄道勝山永平寺線 勝山駅 ~九頭竜川沿いを行く勝山永平寺線の終点~
三国港駅から折り返して一旦福井駅に戻ってきました。
昼食をとってから再びえちぜん鉄道の構内に入ります。次は2番線にいる勝山永平寺線の勝山行きに乗車します。車両はMC6101形の"6110"単行。三国芦原線と同様に女性アテンダントさんが乗務されていました。
勝山永平寺線は福井駅から東に進み、永平寺口を経由して勝山までを結ぶ路線で九頭竜川沿いを走ります。特に後半の勝山に近い方には、なかなか魅力的な小駅が目白押しでした。
下車してみたいなあと車窓を眺めつつも、福井から一時間弱で終点の勝山駅に到着です。
2番線に到着。と同時に隣の1番線にいた2連列車が福井に向けて出発していきました。
勝山駅は福井県勝山市に所在する勝山永平寺線の終着駅です。駅構造は駅舎に面した単式ホーム1面1線と島式ホームの1面2線の計2面3線。島式ホーム外側の3番線は営業列車の発着には使用されていないそうなので、実質2面2線の構造になります。ホーム間は福井側の構内踏切で連絡しています。
駅舎は1914(大正3)年の開業以来のものだそうです。
山々をバックになかなか風情のある駅舎ですね。2004年には登録有形文化財に登録されたそうです。
改札窓口の様子。
駅舎内にはお洒落なCAFEが営業していました。
駅前の様子。恐竜のモニュメントがお出迎えしてくれます。
駅前はロータリーになっていてバスやタクシーが発着していました。駅は勝山市の玄関口となりますが、市街中心地は九頭竜川の対岸にあって、町はずれに位置しています。
線路脇にはテキ6形電気機関車が保存されていました。動態保存だそうです。京都電燈福井支社越前電気鉄道部という京福電気鉄道の前身の頃から保有していた電気機関車で、竣工は1920年とのこと。
当時は貨物輸送も行っていたとのことで、2軸無蓋車も連結されていました。ト61形のト68。
最後にテキ6形が保存されている位置から駅構内の様子。
京福時代にはこの先にも線路が続いていて、大野市中心部にある京福大野駅まで連絡していたそうです。
30分ほどのんびり過ごしてから、折り返して福井に戻ることにしました。
