17GW北陸駅巡り(19) えちぜん鉄道三国芦原線 三国港駅 ~かつての国鉄三国線の終着駅~
九頭竜湖駅から越美北線を福井駅まで戻ってきました。
一旦JRの改札口を出て、えちぜん鉄道の改札口に向かいます。窓口で一日フリーきっぷを購入して入場しました。
福井駅は勝山永平寺線の始点で勝山方面の列車が発着しますが、2つ先の福井口駅から分岐する三国芦原線の三国港方面の列車も発着しています。まずは先に出発する1番線三国港行きに乗車しましょう。
車両はMC6101形の"6107"単行。元々愛知環状鉄道で走っていた車両を譲渡したものだそうです。
ボックスシートに着席して、さあ出発です。列車はワンマン運転ですが、女性アテンダントさんが乗務していて、きっぷの販売や車内アナウンスなどを行っていました。
三国芦原線では途中の田原町駅から福井鉄道の低床車が乗り入れてきます。乗り入れする鷲塚針原駅までの各駅には低床車両用の低いホームがあるのが特徴的でした。
列車は福井の市街地を抜けて九頭竜川を渡ると、北陸本線と平行するように北上し、芦原温泉中心街であるあわら湯のまち駅の手前で90度左に曲がって海に向かいます。ちなみに逆方向(陸側)には北陸本線の芦原温泉駅があります。
福井駅から約50分、九頭竜川の河口に出ると終点の三国港駅に到着しました。
雨はまだ降り続いていました。
三国港駅は福井県坂井市の所在で、もともとは金津駅(現在の芦原温泉駅)から延びていた国鉄三国線の三国港貨物取り扱い駅だったそうです。昭和2年に一般駅に昇格したとのことなので、結構歴史のある駅なんですね。その後は、前身の京福電気鉄道が乗り入れたり、国鉄三国線が廃止されたり、えちぜん鉄道に移管されたりと紆余曲折があって現在に至っています。
駅構造は単式ホーム1面1線の単純な構造です。ホームには花壇が並べられておりきれいに整備されていました。
駅舎は木造平屋建てで、2010年3月に改修されたものだそうです。改修は旧駅舎の建材を利用して、同じ構造に仕上げたものだそうです。ちなみに無人駅。
福井方面を望む。
線路の先に見えるレンガ橋は国鉄三国線時代からのもので「眼鏡橋」と呼ばれているそうです。
慌ただしいですが・・・11分の折り返しで福井駅に戻ることにします。雨はさらに激しくなってきました。。
