東海私鉄駅巡り20夏(5) 東海道本線 吉原駅 ~岳南電車岳南線の分岐する駅~
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岳南富士岡駅から岳南線を西に向かいます。吉原の中心市街に近い本吉原駅や吉原本町駅を抜けると、南に向きを変えて工場群の中を進むようになります。このあたりが「日本夜景遺産」にも認定された工場の夜景で知られているところかなと思います。東海道本線が見えてくると東に向きを変えてその線路に沿うようになり、終点の吉原駅に到着です。 吉原駅は静岡県富士市鈴川本町にあるJR東海と岳南電車の駅。元は吉原市の代表駅。乗...
東海私鉄駅巡り20夏(4) 岳南電車岳南線 岳南富士岡駅 ~電気機関車の佇む素晴らしい駅構内~
岳南江尾駅から岳南線の単行電車に乗車しました。岳南電車岳南線は吉原~岳南江尾間の9.2kmの電化路線。住宅地や工場地帯をガタゴト進みます。単行電車は路面電車やケーブルカー以外だと山口県の小野田線に乗車した時以来かもしれません。列車は次の神谷駅に到着。1面1線の無人駅。この時点で岳南線の乗りつぶしは完了です^^;前回訪問時も東田子の浦駅から同じルートで岳南江尾駅にやってきたのですが、列車が待ちきれずに隣の神谷...
東海私鉄駅巡り20夏(3) 岳南電車岳南線 岳南江尾駅 ~新幹線が近くを横切る岳南線の終着駅~
東田子の浦駅から徒歩で北に向かっています。真っ直ぐ北に向かっていた道路が突き当たり、その先の住宅地に入っていくと、住宅の隙間から電車がちらっと見えました。更に進み、目の前に新幹線の高架が横切る手前で左折、その先に駅がありました。岳南江尾駅に到着です。駅舎はいかにも地方交通の駅といった趣きです。岳南江尾駅は静岡県富士市江尾にある岳南電車岳南線の終着駅。現在は無人駅となっています。以前は「岳南鉄道線」と...
東海私鉄駅巡り20夏(2) 東海道本線 東田子の浦駅 ~雲隠れの富士山に向かって歩く~
沼津駅から東海道本線に乗車して約10分ほどで東田子の浦駅に到着しました。1番線の到着。ここで下車します。 東田子の浦駅は静岡県富士市中柏原新田にある東海道本線の単独駅。駅名のとおり「田子の浦」の東に位置しています。「田子の浦」とは隣の吉原駅近くの田子の浦港辺りのことをいうそうです。ただし、万葉集で詠まれていることで知られる「田子の浦」は、現在の「蒲原~由比~薩埵峠」辺りの海岸を言うそうです。『田子の浦ゆ ...
東海私鉄駅巡り20夏(1) 東海道本線 沼津駅 ~東京始発の沼津行きをまず完乗~
今回は東海地方の私鉄巡りについて記事にしようと思います。かなり前から計画していた案件で、この春に宿の予約までしていたのですが、「緊急事態宣言」が発令されてやむなくキャンセル(泣) 7月になってからの決行となりました。往復で利用した青春18きっぷ。下車印は1日目だけで、沼津→東田子の浦→吉原→清水→静岡→豊橋→岡崎。どこの私鉄に寄ったかはなんとなくわかると思います(微)ということで早朝の東京駅にやってきました。早朝...
三連休三陸駅巡り20春(24) 大湊線 大湊駅 ~恐山の麓の港の駅~
八戸駅から大湊行きの快速「しもきた」に乗車しました。キハ100系気動車の2連は旧東北本線をかっ飛ばして駅を通過していきます。南部縦貫鉄道の線路跡が左手に並走するようになると、列車は線路を渡って野辺地駅の2番線に入線。3分停車します。この時点で未乗車だった三沢~野辺地間を潰せました。野辺地駅を出ると大湊線に入線します。大湊線は35年ぶりです・・・。列車は大湊線内も結構な速度で飛ばしていきます。左手に陸奥湾が見え...
三連休三陸駅巡り20春(23) 八戸線 (久慈駅→八戸駅) ~八戸線を完乗。快速「しもきた」で更に北上~
久慈駅で八戸線に乗り継いで三陸沖を更に北上します。列車は久慈川を渡ると東に進み、まず陸中夏井駅に停車します。1面1線の無人駅で貨車改造の駅舎あり。しかし、キハE130系の窓は撮影には不向きです・・・北に向きを変えた列車は内陸を進みますが、陸中中野駅あたりから海側に出てきます。有家駅付近の車窓。八戸線はこのあたりから鮫駅までほぼ海岸に沿って進みます。寒々しい海を見ながら、八戸からの帰りの新幹線を仮予約してお...
三連休三陸駅巡り20春(22) 八戸線・三陸鉄道リアス線 久慈駅 ~八戸線に乗り継いで更に北上~
三陸鉄道リアス線で田野畑駅、堀内駅、陸中野田駅などに停車しつつ、終点の久慈駅までやってきました。雨は降り続いています・・・。 久慈駅は岩手県久慈市の代表駅。乗り入れ路線は北からJRの八戸線、南から三陸鉄道リアス線の2路線が乗り入れており、両路線とも終点となります。ここには1年前に八戸線で訪問しています→→2019年冬の久慈駅三陸鉄道の駅の愛称は駅名標にもあるように「琥珀いろ」。琥珀は久慈の特産品だそうです。...
三連休三陸駅巡り20春(21) 三陸鉄道リアス線 (田野畑駅→堀内駅→陸中野田駅) ~元北リアス線区間を北上~
岩泉小本駅から久慈行きの列車で北リアス線だった区間を北上します。列車は長大トンネルの連続区間を直線的に進んでいきます。車窓はあまり望めません・・・。いくつかのトンネルを抜けると島越駅に到着。三陸沖に近いトンネルの狭間にある駅で立派な駅舎があるそうです。島越駅を出るとまたトンネルに入りますが、すぐに抜けて田野畑駅に到着します。列車交換のため、少し停車時間がありました。 田野畑駅は岩手県下閉伊郡田野...
三連休三陸駅巡り20春(20) 三陸鉄道リアス線 岩泉小本駅 ~再び三陸海岸へ~
岩泉駅跡から岩泉の街中を歩き、森の越バス停で岩泉小本方面のバスに乗車しました。乗車したのは「岩泉町民バス」という廃止されたJRバスの後継で、「ふれあい龍泉号」という愛称がつけられていました。正確には岩泉自動車運輸に運行委託されたバスに乗車したようです。ちなみに岩泉~小本間には過去に陸中海岸線という国鉄(後にJRバス東北)のバス路線があったそうです。このバス路線は龍泉洞や小本の北にある北山崎展望台、更には普代...
三連休三陸駅巡り20春(19) 岩泉線 岩泉駅跡 ~想像以上に立派な駅舎の岩泉線終点~
浅内駅跡を訪問後、バスで岩泉線廃線跡に沿って更に進みます。バスは国道455号「小本街道」を小本川に沿って東進するようになります。途中で「二升石」というバス停を通過しますが、この近くに岩泉線の二升石駅があったようです。浅内から十数分走って国道沿いにある「岩泉橋」というバス停に到着。ここで下車します。後払い210円也。バスを降りると目の前に岩泉橋という小本川を跨ぐ橋が伸びていました。その先に見えるのが・・・そちらに...
三連休三陸駅巡り20春(18) 岩泉線 浅内駅跡 ~給水塔の残るかつての駅~
茂市駅から東日本交通バスに乗車。岩泉線廃線跡を辿って浅内バス停で下車しました。バス停は国道340号沿いの住宅の密集した場所にありました。そこから少し歩いて、唯一見かけた商店とガソリンスタンドの間の道を入って行くと・・・広場の先に駅舎がありました。浅内駅です。浅内駅は岩手県下閉伊郡岩泉町浅内にあった岩泉線の駅。開業は1957(昭和32)年5月のことで、当時は小本線の終着駅でした。その後、1972年(昭和47)年2月に岩泉ま...
三連休三陸駅巡り20春(17) 東日本交通バス岩泉茂市線 (茂市駅→浅内) ~岩泉線廃線沿いを行く~
宮古駅から前日に引き続き山田線の茂市行きに乗車しました。今回は蟇目駅を越えて、一つ先にある終点の茂市駅まで乗車しました。3番線の到着です。 茂市駅は岩手県宮古市茂市にある山間の無人駅。かつては岩泉線が分岐していた駅です。岩泉線の概要や茂市駅の駅構内の様子→→2019年冬の茂市駅駅構内は前回訪問時に観察しておいたので、今回はすぐに駅を出ようと思っていましたが、駅巡りの性・・・少し観察しておきます(笑)駅構造...
三連休三陸駅巡り20春(16) 山田線 (宮古駅~蟇目駅) ~時間つぶしで山田線^^;~
三陸鉄道リアス線で宮古駅までやってきました。この日のこの後はノープラン。駅周辺で適当に時間を潰して宿に入ってもよかったのですが、せっかくなのでもうひと駅稼ぐことにしました。候補はリアス線の久慈方面か山田線。下車してすぐ折り返せる駅で考えると、リアス線の場合は田老駅の手前、山田線なら茂市駅の手前になります。先に宮古駅を出発するほうに決めました。ということで山田線に乗車します。14:34発の茂市行き区間運...
三連休三陸駅巡り20春(15) 三陸鉄道リアス線・山田線 宮古駅 ~リアス線全通で変化した駅を観察~
吉里吉里駅から再びリアス線を北上、陸中山田駅などを通って終点の宮古駅までやってきました。宮古駅は岩手県宮古市宮町にある宮古市の代表駅。JRとしては本州最東端の駅となります。乗り入れ路線は三陸鉄道のリアス線とJR東日本の山田線の2路線。現在の山田線は当駅を終点としています。2019(平成31)年3月、山田線の全線営業再開と同時に山田線釜石方面は三陸鉄道に移管されましたが、JR宮古駅も三陸鉄道の管轄となったようです。...
三連休三陸駅巡り20春(14) 三陸鉄道リアス線 (吉里吉里駅→陸中山田駅→宮古駅) ~南北リアス線が繋がりました~
吉里吉里駅からリアス線の宮古行きに乗車して、再び北に向かいます。下車した浪板海岸駅を通って海岸近くを進んでいくと、岩手船越駅が見えてきました。岩手船越駅は岩手県下閉伊郡山田町船越にある無人駅。半島状に飛び出ている部分の地名が"船越"だそうで、駅はその半島の付け根にあります。この駅が本州最東端の駅だそうです。駅の愛称もずばり「本州最東端の駅」。駅構造は相対式ホーム2面2線。西側ホームに待合室のみの簡素な駅...
三連休三陸駅巡り20春(13) 三陸鉄道リアス線 吉里吉里駅 ~小説で知られるようになったおもしろ駅名~
浪板海岸駅から海岸沿いを歩いてきました。浜辺から内陸側に向かい住宅地をテクテク歩きます。地図を見ると進行方向右手に目的の駅があるようです。その方向に狭い階段があったので上っていくと、小さな広場に出てきました。ここが吉里吉里駅の駅前広場でした。非常に分かりにくい入口ですね・・・。吉里吉里駅は岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里にある三陸鉄道リアス線の無人駅。元山田線だった駅です。「吉里吉里」・・・非常に面白い地名で...
三連休三陸駅巡り20春(12) 三陸鉄道リアス線 浪板海岸駅 ~浪板海岸沿いを歩く~
盛駅から三陸鉄道リアス線に乗車しました。列車は釜石駅から元JR山田線区間に入り、鵜住居駅で数分停車後も更に北上します。釜石~宮古は初乗車区間、どこかひと駅下車しておこうと思います。下車駅に決めたのは、駅名の面白さに惹かれた吉里吉里駅。列車はその吉里吉里に到着です。が、下車せずにスルー・・・次の列車まで1時間以上あるので、「行ったり来たり作戦」で次の駅まで行ってから戻ることにしました。フリーきっぷは便利です...
三連休三陸駅巡り20春(11) 三陸鉄道リアス線 (盛駅→恋し浜駅→釜石駅→鵜住居駅) ~リアス式海岸を北上~
岩手石橋駅からまたまた盛駅に戻ってきました。ここから三陸鉄道に乗車します。盛から久慈まで一気通貫して、路線名も「リアス線」となってからは初乗車です。リアス線の列車は3番線に発着します。早速ホームに向かってみると既に長蛇の列・・・そういえばこの日は復旧2日目でした。列車が到着後、皆さんが乗車を終えて落ち着いたところで撮影~3番線の様子。左手前は2番線の大船渡線BRT気仙沼方面のバス。対面乗換え可能です。列車は2...
三連休三陸駅巡り20春(10) 岩手開発鉄道日頃市線 岩手石橋駅 ~全国唯一? スイッチバックの終着駅~
日頃市駅に立ち寄ってから再び岩手県交通バスで国道107号「盛街道」を北上します。乗車してから2つ目の田代屋敷というバス停で下車します。後払い170円也。見送ったバスの先には岩手開発鉄道日頃市線の鉄橋が見えました。日頃市線は盛駅からずっと国道に沿って北上していましたが、ここから国道を離れて上有住日頃市線という県道に沿うようになります。この先に終点の岩手石橋駅があるので、ここが最寄りのバス停なるのかなと思いま...