きゃみの駅訪問

日帰りいずっぱこ20春(3) 東海道本線・伊豆箱根鉄道駿豆線 三島駅 その2 ~「いずっぱこ」へゴー~

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さて三島駅です。JRの構内巡りを終えてまずは北口に向かってみます。地下通路を北へ向かって北口の在来線改札口。この右のほうに新幹線改札口もあったかと思います。北口外観。こちらはいわゆる新幹線口です。東海道新幹線開業当初、駅は設置されなかったそうですが、地元の強い要望があって開業から5年後に新設新幹線駅第1号として開設されました。1969年4月のことです。次は表玄関の南口に向かいますが、南北自由通路がないんで...

日帰りいずっぱこ20春(2) 東海道本線 三島駅 その1 ~駿豆線への渡り線と抉れホーム~

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函南駅に立ち寄ってからは東海道本線をひと駅進んで三島駅に到着しました。2番線の到着。ここで乗り換えのため下車します。 三島駅は静岡県三島市の代表駅。1934(昭和9)年12月の丹那トンネル開通と同時に開業した駅で、三島駅としては2代目にあたるそうです。初代三島駅は現在の御殿場線下土狩駅で、改称は東海道メインルートが丹那トンネル経由に変更されたことの典型的な出来事だと思います。乗り入れ路線はJR東海が東海道...

日帰りいずっぱこ20春(1) 東海道本線 函南駅 ~丹那トンネルを抜けた最初の駅~

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今回からは春の日帰り駅巡りについて記事にしたいと思います。今回の目的は「いずっぱこ」こと伊豆箱根鉄道の現有3路線のうちの2路線を踏破することです。ついでに185系などの「踊り子」にも出会えたらいいな~といった感じでした。今回の往復で利用した春の18きっぷ北東北の旅の途中、津軽新城駅で購入したものです。下車印は函南→三島→熱海の3駅。スタートは東京駅始発の東海道本線で早朝に2本だけある沼津行きの列車。E231系10連先...

三連休北東北20冬(27) 山田線 区界駅 ~1日わずか2.5往復・・・雪の中の東北標高最高駅~

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前回の記事からちょっと日が開いてしまいましたが・・・今回が北東北の最終回です。盛岡駅から106急行バスに乗車して大雪の区界バス停で下車しました。バス停のすぐ目の前には「区界高原」という道の駅がありました。一応お土産屋兼喫茶所は開いていましたが、大雪もあってか客が一人もいませんでした・・・。とりあえず近くにあると思われる目的の区界駅に向かってみることにしました。道の駅から国道106号を西に歩いて数分のところに区界...

三連休北東北20冬(26) 岩手県北バス106急行 (盛岡→区界) ~市境のトンネルを抜けるとそこは・・・~

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好摩駅からいわて銀河鉄道線を南下して盛岡駅に戻ってきました。1番線の到着。雨が降ってきました・・・。さて時刻は15時前。この後は旅を始める直前まで計画なしのフリーの状態でした。最初は特急料金をなるべく浮かすために東北本線を南下して気になる駅に適当に下車していくつもりでいました。が、以前何かの記事のコメントで話題になっていた駅を思い出しました。その駅とは山田線の区界駅。一日わずか2.5往復しか停車しない列車...

三連休北東北20冬(25) いわて銀河鉄道線・花輪線 好摩駅 ~花輪線の分岐する駅~

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いわて沼宮内駅から2駅戻って好摩駅にやってきました。再び3番線に到着。今回はここで下車します。ちなみに駅名標は1番ホームのもので半分がJR。 好摩駅は岩手県盛岡市内にあるIGRいわて銀河鉄道の駅です。この駅からJR東日本の花輪線が分岐しており、岩手銀河鉄道線と合わせて2路線が乗り入れています。開業は1891(明治24)年9月のこと。渋民村出身の石川啄木の歌に出てくる「停車場」は、戦後開業した渋民駅ではなく、好摩駅の...

三連休北東北20冬(24) いわて銀河鉄道線 渋民駅といわて沼宮内駅 ~銀河鉄道行ったり来たり~

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鹿角花輪駅などに停車してきた花輪線の気動車は、いわて銀河鉄道線接続の好摩駅までやってきました。3番線の到着です。 花輪線はここまでですが、列車はいわて銀河鉄道線に乗り入れて盛岡まで向かいます。このまま乗車しましょう。列車はここで5分ほど停車。1番線に花輪線の大館行きが到着してからの出発となりました。気動車はかつての東北本線をかっ飛ばして次の渋民駅に到着です。1番線の到着。ここで下車することにしまし...

1988年春 花輪線 岩手松尾駅 ~駅名改称直前の松尾八幡平駅~

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三連休北東北の駅巡りは前回記事で花輪線の松尾八幡平駅までやってきました。今回は下車しませんでしたが、30年近く前に一度下車したことがありましたので今回はその時の様子を。1988年の春に青森と函館を結ぶ青函連絡船の最後の雄姿を見に行ってきました。その2泊3日の行程の最終日、帰り道で花輪線に少しだけ立ち寄りました。その時に利用した青春18きっぷ下車印は、函館→青森→大更→岩手松尾→二枚橋→一ノ関→水道橋。一つ不明なも...

三連休北東北20冬(23) 花輪線 鹿角花輪駅 ~東北のJR線踏破完了~

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十和田南駅でスイッチバックした盛岡行きは南に進んで2駅目の鹿角花輪駅に到着しました。1番線の到着。この駅では12分間停車しますので途中下車してみましょう。 鹿角花輪駅は青森と岩手の県境に位置している秋田県鹿角市の代表駅。元々は鹿角郡花輪町の所在で陸中花輪駅として開業しました。何か違和感のある駅名だな~と思っていましたが、平成になってから駅名改称されたと知って納得です。十和田南方からの構内の様子。駅...

三連休北東北20冬(22) 花輪線 十和田南駅 ~延伸叶わずスイッチバック構造となった駅~

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大館駅から花輪線の鹿角花輪行きに乗車しました。列車は駅を出ると奥羽本線の線路から一旦北側に離れて、ぐるっと左折しながら線路をまたいで南側へ出ます。南に進んで2つ目の扇田駅。島式ホーム片側1線を潰した1面1線の無人駅。ここから東に向きを変えて米代川に沿って山間に入ります。次の大滝温泉駅で列車交換のため3分ほど停車。島式ホーム1面2線構造の無人駅。かわいい木造駅舎が残されています。開業は1915(大正4)年1月と古...

三連休北東北20冬(21) 奥羽本線 大館駅 ~花輪線が分岐する「忠犬ハチ公」の故郷の駅~

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津軽新城駅から奥羽本線上り列車に乗車、県境を越えて大館駅までやってきました。1番線の到着。ここで下車します。列車は暫く停車、運転士さんの交代かな?  大館駅は秋田県北部の中心都市である大館市の代表駅。大館と聞いて「秋田音頭」の歌詞が思い浮かびました。「コラー秋田名物八森ハタハタ男鹿で男鹿ブリコ(アーソレソレ)能代シュンケイ桧山ナットウ大館マゲワッパ・・・♪」「大館曲げわっぱ」とは秋田杉でつくられた楕円...

東北駅巡り85春 奥羽本線 津軽湯の沢駅 ~冬季は閉鎖される県境の秘境駅~

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碇ケ関駅から奥羽本線上り秋田行きの客車列車に乗車しました。列車は秋田との県境に向かって南下しますが、その手前にひとつ駅がありました。津軽湯の沢駅津軽湯の沢駅は当時は青森県南津軽郡碇ヶ関村の駅でしたが、現在の所在は平川市。県境近くで民家も見えない山間にあります。当時の列車本数は1日7往復、現在も1日8往復しかなく、列車到達難易度の高い秘境駅に数えられています。当時は「秘境駅」という言葉はもちろんありません...

東北駅巡り85春 奥羽本線 碇ケ関駅 ~短い命だった特急「むつ」~

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白沢駅から奥羽本線下り青森行きの客車列車に乗車しました。列車は県境を越えて青森県に入り、2駅目の碇ケ関駅に到着。ここで下車しました。碇ケ関駅はこの当時は青森県南津軽郡碇ヶ関村の駅でしたが、現在は合併して平川市となっています。位置的には青森県の最南部、国道7号や東北自動車道などの幹線が集まる山間隘路にあります。平川市はかなり歪な形をしています。十和田湖の西側に広がっているのですが、接してはおらず、市役...

東北駅巡り85春 奥羽本線 白沢駅 ~快速「八幡平」と寝台特急「あけぼの」~

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今年の冬の北東北駅巡りでは津軽新城駅から大館駅までの間で下車することはなかったので、代わりに35年前に下車した時の様子を。1985年春、旅の1日目は大湊線と大畑線に立ち寄って青森のY.H.で一泊。2日目は津軽線に立ち寄ってから弘前のY.H.で一泊しました。そして、3日目は弘前から奥羽本線を南下して男鹿線の男鹿駅に向かいます。弘前から乗車したのは当駅始発花輪線経由盛岡行きの快速「八幡平」という気動車列車でした。この列...

三連休北東北20冬(20) 奥羽本線 津軽新城駅 ~奥羽本線を南下開始~

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青森駅から奥羽本線上り弘前行きに乗車しました。列車はまず新幹線連絡駅の新青森駅に到着。ここで多くの乗客が下車していきました。さて、次の目標は花輪線が分岐する大館駅ですが、乗車した列車は弘前止まり。結局どこかで次発の青森発秋田行きに乗り継ぐ必要があります。どこで乗り継ごうか・・・。下車したことのある川部駅と弘前駅以外で探してみると、ひとつだけ駅舎が気になった駅がありました。ということで選んだのは一駅先...

三連休北東北20冬(19) 奥羽本線・青い森鉄道線 青森駅 ~「津軽ぅ~海峡ぉ~冬景色ぃ~♪」~

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野辺地駅から青い森鉄道の下り列車に乗車して、1時間弱で終点の青森駅に到着しました。2番線の到着です。時刻は19:40。 青森駅は言うまでもなく青森県青森市の代表駅で、かつての北海道への玄関口。青森駅ほどその役割や機能が激変(激減?)していった駅もなかなか無いと思います。北の玄関口としての役割は、大きく以下のように変遷していったと思います。東北新幹線盛岡まで開業:北の玄関口としての役割は変わりませんが、...

三連休北東北20冬(18) 青い森鉄道線 野辺地駅 ~初めて下車した東北の駅・・・東北ワイド周遊券~

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七戸十和田駅から十和田観光電鉄バスで野辺地駅にやってきました。ここから再び鉄道旅に戻ります。野辺地駅は陸奥湾に面した下北半島の付け根に位置する青森県上北郡野辺地町の代表駅。乗り入れ路線は、青い森鉄道線とJR東日本の大湊線の2路線。JRの駅としての所属線は下北半島に向かう大湊線で当駅を起点としていますが、他のJR路線との接続の無い孤立路線となっています。かつては南から南部縦貫鉄道線も乗り入れていましたが、1...

三連休北東北20冬(17) 東北新幹線 七戸十和田駅 ~「八甲田山 死の雪中行軍」とFF6のオープニング~

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南部縦貫鉄道の七戸駅跡を訪問の後、東北新幹線の七戸十和田駅まで徒歩で向かいます。七戸駅跡は町はずれに位置しており、東側すぐのところに国道4号「七戸バイパス」が走っています。そのバイパスを進めば七戸十和田駅に最短経路で行けるようです。バイパスに向かう途中、あるお家の玄関に目を向けると、「野辺地⇔七戸」のサボが掲げられていました。南部縦貫愛を感じました(笑)バイパスに差し掛かったところのローソンからバイパスを...

三連休北東北20冬(16) 南部縦貫鉄道線 七戸駅跡 ~車庫の中に眠るレールバス~

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十和田観光電鉄の七百駅跡と十和田市駅跡を訪問後は、野辺地方面のバスに乗車しました。バスは県道を北上すると国道4号に合流します。国道はそのまま七戸バイパスとして七戸の街を迂回するルートをとりますが、バスはその手前で左折して街中に入ります。「笊田」という交差点に差し掛かったところで笊田川久保というバス停に停車。ここで下車します。後払いで540円也。街には結構な雪が降っていました。さて、ここで下車した目的も廃...

三連休北東北20冬(15) 十和田観光電鉄線 七百駅跡 ~チラ雪舞うかつての駅~

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三沢駅前のバス停から十和田市中央行きのバスに乗車しました。十和田観光電鉄線の線路は三沢駅を出るとまずは南に向かい、稲生川という人工河川に突き当たると、川沿いに西に進みます。バスはその線路に近い三沢十和田線という県道を進みます。当初の計画ではこのまま鉄道路線の終点だった十和田市駅跡まで行くつもりでいましたが、調べていくうちに駅跡には何も残ってないらしいことがわかりました。その代わり、別の途中駅に構内...