485系L特急 「やまばと」
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今回の"懐かしの上野駅"は上野~山形を走った特急「やまばと」のご紹介です。今でこそ山形行きの特急といえば「つばさ」のイメージが強いですが、「つばさ」は元々奥羽本線経由秋田行きの特急の愛称。山形行きは「やまばと」の愛称でした。上野駅地平ホーム14番線のL特急「やまばと」「やまばと」の始めは1964(昭和39)年10月、急行「ざおう」の1往復を格上げして山形行きの特急として誕生しました。当時はキハ82系で運用していたそうです。翌年の...
西武の孤立路線と下河原線(5) 京王線・競馬場線 東府中駅 ~競馬場への乗換え駅~
府中競馬正門前駅から競馬場線でひと駅、東府中駅にやってきました。2番線に到着です。ここで新宿方面に乗換えですが、せっかくなので駅を観察することにしました。 東府中駅は東京都府中市にある京王電鉄の駅。乗り入れ路線は京王線と競馬場線の2路線。競馬場線はこの駅が起点で、競馬開催時は乗換えの拠点となる駅です。駅構造は相対式ホーム2面2線が島式ホーム1面2線を挟む形の計3面4線の構造で、駅舎は橋上にあります。こ...
西武の孤立路線と下河原線(4) 京王競馬場線 府中競馬正門前駅 ~東京競馬場の最寄駅~
下河原線廃線跡の緑道を通って東京競馬場前駅跡にやってきました。線路跡は南武線の府中本町駅の南側線路に突き当たる形となっていますが、その線路を階段で潜る歩道がありました。そのトンネルを抜けて更に東に進みます。少し歩くと府中街道に出るのでそこを左折、すると府中本町駅と競馬場を結ぶ長大歩道橋が見えてきました。そこを右折して歩道橋に沿って進むと、東京競馬場の入口に到着しました。そのまま入ってみます。東京競...
西武の孤立路線と下河原線(3) 南武線 南多摩駅から下河原線廃線跡を通って東京競馬場前駅跡へ
是政駅からお散歩がてら近くの駅まで徒歩で向かいます。候補は以下の3つ。 ・駅から多摩川を渡って南、是政から一番近い位置にある南武線の南多摩駅 ・駅から北にある競馬場方面の南武線・武蔵野線の府中本町駅か京王の府中競馬正門前駅 ・駅から多摩川沿いに西へ行って京王の中河原駅この3つを組み合わせて歩くことにしました。まずは府中街道を南へ向かいます。駅の南側にある多摩川を是政橋で渡ります。橋を渡り...
西武の孤立路線と下河原線(2) 西武多摩川線 是政駅 ~多摩川のそばの終着駅~
武蔵境駅から西武多摩川線に乗車しました。多摩川線は他の西武鉄道の路線とは接続のない「西武の孤立路線」です。元々は多摩鉄道の路線で多摩川の砂利を運搬するための路線だったそうです。後に西武鉄道に吸収合併されたという経緯があります。こういった孤立路線は全国にいくつかありますが、個人的には一時期通勤に利用していた名鉄瀬戸線が真っ先に思い浮かびます。多摩川線は武蔵境から是政まで8.0kmの全線単線路線です。列車は...
西武の孤立路線と下河原線(1) 中央本線 武蔵境駅 ~西武多摩川線が分岐する駅~
天皇即位のパレードの日。この日は午後から時間が空いたので、散歩がてら駅巡りに出かけることにしました。半日で行ける範囲で考えた末、以前フリーきっぷが販売された時に行こうと思っていたのですが、予定が入って行くことが出来なかった西武多摩川線をターゲットにすることに決めました。ただ、往復してくるだけではつまらないので、終点の是政駅から近くにある別の路線の駅まで歩いて帰ることにしました。ということで、新宿駅...
北海道完乗の旅19夏(59) 石勝線 新夕張駅から千歳線 新千歳空港駅へ ~エピローグ~
楓信号場からタクシーで新夕張駅まで戻ってきました。千歳行き最終便には余裕で間に合いました。18:25に到着の列車が10分の折り返しで千歳行き最終便となります。 車両はキハ40-1787の単行。「スーパーおおぞら9号」が新得方面に出発した後、2番線からの出発です。乗客は私を含めて4名ほどでした。あとは空港に帰るのみ。南千歳~新夕張の間には信号場を除くと駅は3つほどあります。3年前には東追分駅と十三里駅という駅もあり...
北海道完乗の旅19夏(58) 石勝線 楓信号場 ~石勝樹海ロードを歩いてかつての駅跡へ~
新夕張駅を出発して向かうは楓駅跡。楓駅は前回少しお話した夕張線登川支線の唯一の中間駅でしたが、1981(昭和56)年7月に支線廃止とともに廃駅となりました。その3か月後の石勝線開業時に、その代替として石勝線上に新たに楓駅が開業します。当時は新夕張方面から普通列車が当駅で折り返すという実質終着駅のような運行形態でしたが、利用者減少で末期は1日1往復、しかも日曜運休という状況となり、2004(平成16)年3月に旅客扱いが...
北海道完乗の旅19夏(57) 石勝線 新夕張駅 ~1日3本の普通列車の終着駅~
占冠駅から再び「スーパーとかち」に乗車して石勝線を西進、相変わらずの山深くを進みます。次に停車するのは占冠から34.3kmも離れた隣駅の新夕張駅。特例区間はここまでなので、特急に乗車できるきっぷを持っていない私は強制的に下車となります。2番線に到着です。 走り去る「スーパーとかち」を見送ります。さいなら~新夕張駅は夕張市紅葉山にある夕張市の代表駅。元々は「紅葉山駅」として開業、国鉄時代は夕張線の中間駅で、...
北海道完乗の旅19夏(56) 石勝線 占冠駅 ~1日6往復の停車が特急だけの町外れの駅~
新得駅から特急「スーパーとかち」に乗車して石勝線を上ります。列車は山深くの無人地帯を進みます。駅間区間が長く、駅よりも信号場の方が多い区間です。しばらく走り定刻より少し遅れてトマム駅に停車。この駅では結構な人数が乗車してきました。こちらは車窓から。ホーム端っこにある待合室らしき建物ですが使用されていないようです。トマム駅は北海道で最も高い駅。地名のほうは「苫鵡」と書くそうです。元々は石勝高原駅という駅...
北海道完乗の旅19夏(55) 根室本線 新得駅 ~スーパーとかちで石勝線の特例区間へ~
芽室駅から根室本線上り列車に乗車。平野川信号場で列車待ちなどしながら新得駅に戻ってきました。3番線の到着です。 新得駅は日本有数のソバの産地、上川郡新得町の代表駅です。乗り入れ路線は所属線である根室本線と当駅が終点となる石勝線の2路線。ただ、実際の線路の分岐点はここからずっと西の新狩勝トンネル内にある上落合信号場で、新得駅は旅客扱い上の分岐駅という位置づけです。ちなみに実際の線路分岐点と旅客扱い...
北海道完乗の旅19夏(54) 根室本線 (芽室駅→十勝清水駅→新得駅) ~往復時間の違いの謎?平野川信号場~
芽室駅で上り新得行きに乗車して根室本線を折り返します。ここで時刻表の確認です。芽室を10:27に出発しています。終点の新得駅の到着は11:23。つまり約1時間かかります。新得から芽室に行った時の時刻は・・・新得を09:30発、芽室10:01着。約30分です。おやまあ、30分もの差がありますね・・・謎です。 ・・・まあ理由は大方予想できてますが(微)まず最初に御影駅に到着。往路と同じ1番線に停車します。ここを10:38に出発です。そして再び...
北海道完乗の旅19夏(53) 根室本線 芽室駅 ~帯広にはわずかに届かず折り返す~
新得駅で代行バスから帯広行きに乗り継ぎました。新得から先は札幌~帯広・釧路の動脈区間で特急もバンバン走っています。列車は次の十勝清水駅を越えると平野川信号場を通過します。ここで上り列車との交換がありました。平野川信号場は2線構造の単線行き違い型信号場。通常、列車は1番線を通過し、退避する場合は2番線を使用するようです。2番線には新得行きの2522Dが待機していました。平野川を越えると昨年廃止された羽帯駅があ...
北海道完乗の旅19夏(52) 根室本線 (東鹿越駅→新得駅) ~代行バスで霧の狩勝峠越え~
東鹿越駅から新得行きの代行バスに乗車しました。一番最後に乗車したのですが、一番前の席が空いてました。ラッキー^^;バスはまず「かなやま湖」と線路に挟まれた道道をしばらく進みます。町に出てくると幾寅駅に到着です。幾寅駅は空知郡南富良野町の代表駅ですが、3年前から列車発着の無い悲しい駅(悲)車窓から駅舎の様子。おや?幌舞??この駅舎は健さんの映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ用に改装されたんですね。映画の中では「幌...
北海道完乗の旅19夏(51) 根室本線 東鹿越駅 ~辛うじて生き残った暫定終着駅~
早朝に滝川駅を出発。富良野駅などを経由して終点の東鹿越駅に到着しました。乗客は全員下車してぞろぞろと駅舎の方に向かいます。東鹿越駅は空知郡南富良野町字東鹿越にある無人駅。かなまや湖の南岸に位置しています。信号場上がりの駅で、かつては石灰石を発送するための専用線が分岐していたそうです。平成9年まではここから釧網本線の中斜里駅まで石灰石輸送の貨物列車が設定されていたとのこと。今の状況を考えるとなんだか...
北海道完乗の旅19夏(50) 根室本線 (上芦別駅→富良野駅→東鹿越駅) ~根室本線の閑散区間を行く~
芦別駅を出発した東鹿越行きは空知川につかず離れずで南東に進みます。次の上芦別駅に到着。ここでは列車交換のため3分ほどの停車。もちろん下車します(笑) 上芦別駅は空知川沿いにある芦別市上芦別町の無人駅。駅構造は島式ホーム1面2線。駅舎は少し離れた位置にあり、滝川方の跨線橋で連絡しています。芦別駅と同様、かつては炭鉱で栄えた駅で三菱鉱業芦別鉱業所専用鉄道の線路が辺渓というところまで出ていたそうです。ホ...
北海道完乗の旅19夏(49) 根室本線 芦別駅 ~帯広目指して滝川を出発~
最終日の朝。前夜の滝川には思った以上に遅くの到着になってしまいましたが、この日は頑張って4:00には起床しました。ふた晩お世話になった滝川のホテルを5:00過ぎに出発です。天候は曇り。早朝の滝川駅にやってきました。この日はまず根室本線で帯広を目指します。駅舎に面した1番線には既に根室本線の始発列車がいました。車両はキハ40の2連、キハ40-1724と1788。各車両には行先の異なるサボが掲げられていました。後方車両の178...
北海道完乗の旅19夏(48) 函館本線 江別駅と岩見沢駅 ~滝川は思った以上に遠かった・・・~
厚別駅から江別駅止まりの列車に乗車。14分ほどで終点の江別駅に到着しました。ここで乗り継ぎです。2番線に到着すると、帰宅客が一斉に下車していきました。列車の方は「区間快速」の表示になりました。折返しの「いしかりライナー」小樽行きとなります。 江別駅は江別市萩ケ岡にある函館本線の単独駅で江別市の代表駅。駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、更に単式ホーム札幌方に切欠き1線の計2面4線。両ホームは跨線...
北海道完乗の旅19夏(47) 千歳線 新札幌駅から函館本線 厚別駅へ ~徒歩でショートカット~
新さっぽろ駅で少々退屈だった地下鉄の踏破を終えて、すぐ近くの新札幌駅に向かいます。新札幌駅は札幌市厚別区厚別中央にあるJR千歳線の駅です。駅舎外観。こちらは南側で「デュオ2」という駅ビルです。左画像は南東側で地下鉄入口がある方。右画像は南西側。 駅は南北の駅ビルに挟まれているらしく、北側には今回行きませんでしたが、そちらは多分「デュオ1」だと予想します(笑) 大型商業ビルとは道を挟んで歩道橋で繋がっ...
北海道完乗の旅19夏(46) 札幌市営地下鉄東西線 (大通駅→宮の沢駅→新さっぽろ駅) ~地下鉄踏破完了~
札幌市営地下鉄乗りつぶしの続きです。東豊線で大通駅までやってきました。ここで東西線に乗り換えます。大通駅には南北線、東西線、東豊線と地下鉄3路線の全てが乗り入れています。Wikipediaの大通駅配線図を拝借↓グリーンが南北線、ブルーが東豊線、オレンジが東西線です。これを見ると、東豊線の駅北側から東西線の西側に繋がる渡り線があるのがわかります。東豊線の列車はこの渡り線を通って、東西線の西28丁目駅に隣接した車...