きゃみの駅訪問

16GW三重和歌山の旅(12) 紀勢本線 新宮駅 ~JR東海と西日本の境界駅~

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熊野市駅から乗車した列車は、国道42号と並走しながら海岸沿いを進んでいきます。そして、熊野川を渡って和歌山県に入るとすぐに新宮駅に到着です。列車は3番線に到着。駅名標は青系のJR西日本仕様となりました。この駅はJR東海とJR西日本の会社境界の駅で、ここから先はJR西日本の管轄となります。 新宮駅は運行上重要な役割をもつ駅で、会社の境界駅であるだけでなく、JR東海側の亀山方が非電化、JR西日本側の和歌山方が電...

16GW三重和歌山の旅(11) 紀勢本線 熊野市駅 ~リアス式海岸を行く~

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尾鷲駅から乗車した列車はリアス式海岸に沿って進んでいきます。大曽根浦→九鬼→三木里→賀田→ニ木島→新鹿→波田須→大泊とそれぞれの入り江の奥の集落に駅があって、その集落同士をトンネルで結んでいくという特徴的な路線形態がしばらく続きます(地図で見るとなかなか面白いです)。三木里手前付近の入り江の風景三木里駅賀田方の亥谷トンネルと九鬼方の名柄トンネルにはさまれた駅この先三木里~新鹿間は昭和34年の紀勢本線最後の開...

16GW三重和歌山の旅(10) 紀勢本線 尾鷲駅 ~紀南エリアを控えてここで一泊~

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多気駅から乗車した列車は途中、大内山駅や紀伊長島駅などで長時間停車しつつ尾鷲駅に到着しました。尾鷲駅の駅構造は相対式ホーム2面2線。列車は駅舎側ホーム1番線に停車しました。この日はこの駅を降りて宿で一泊する予定です。 尾鷲駅は三重県尾鷲市の代表駅。みどりの窓口もある直営駅で、特急を含めてすべての列車が停車します。時刻はすでに20:00前、ここで下車印を貰って改札を出た直後に窓口が閉じられました。この日...

16GW三重和歌山の旅(9) 紀勢本線 大内山・紀伊長島・三野瀬・相賀駅 ~長時間停車しながらのワンマン列車旅~

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多気駅から乗車した列車は大内山駅でなんともまあ25分間も停車します。さすが特急も走る単線路線の普通列車ですが、25分間は結構長いですよね・・・普段の新宮行き337Cの長時間停車駅は、 ・・・→梅ケ谷で11分→紀伊長島で20分→三野瀬で6分→・・・のはずなのですが、この日はなぜか運用が変化していて、 ・・・→大内山で25分→梅ケ谷で4分→紀伊長島で4分→三野瀬で6分→・・・となっていました。本当は青空フリーパスの限界の紀伊長島駅での20分停車...

16GW三重和歌山の旅(8) 紀勢本線 多気駅 ~参宮線の分岐点~

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伊勢奥津駅から名松線を戻って再び松阪駅にやってきました。ここからいよいよ紀勢本線で紀伊半島をぐるりと巡って和歌山に向かいます。まずは改札横の駅弁屋「あら竹」さんで駅弁を購入して列車に乗り込みます。乗車する列車は4番線から多気行きのキハ25形2連、キハ25-1512+1612。 この車両、車内は全席ロングシートでした。駅弁はやっぱりボックスシートで食べたいものです・・・。多気駅はすぐなのでその次の列車で駅弁を開くこ...

16GW三重和歌山の旅(7) 名松線 伊勢奥津駅 ~中間駅になれなかった終着駅~

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家城駅を発ってしばらくすると線路は雲出川の渓流に沿って山間部に入っていきます。列車は復旧間もない線路ということもあるのかもしれませんが、のんびり徐行して進みます。比津~伊勢奥津間の雲出川の風景。川岸には藤でしょうか。30分ほど走って終点の伊勢奥津駅に到着です。山間の静かな駅をイメージしていましたが、復旧間もないゴールデンウィークということもあってか結構な賑わいでした。ほぼカメラをもったファンの方々で...

16GW三重和歌山の旅(6) 名松線 家城駅 ~復活の名松線~

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松阪駅から名松線に乗車しました。名松線は名前のとおり「名」張から「松」阪を結ぶ計画の路線でしたが、松阪から途中の伊勢奥津まで建設された状態のまま現在に至っています。結局全通する前に名張~松阪間は現在の近鉄大阪線が建設され、更に1980年代に成立した国鉄再建法で第二次廃止対象路線に指定されてしまいました。しかし、代替道路の不備を理由に除外されたこともあって、第二次廃止対象の中では唯一生き残ったローカル路線と...

16GW三重和歌山の旅(5) 紀勢本線・近鉄山田線 松阪駅 ~名松線の分岐駅~

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賢島駅から普通列車で1時間半弱、近鉄山田線の松阪駅に到着です。6番線着。ここでJR名松線に乗り換えるために下車しました。 松阪駅は三重県松阪市の中心駅。乗り入れ路線は近鉄山田線とJR紀勢本線、そしてJR名松線の起点でもあります。JRと近鉄が構内を分割管理する共同使用駅となっています。駅構造は5面7線、うち近鉄は北東側の単式ホーム1面と島式ホーム1面の計2面3線で6~8番線を形成しています。こちらは7番線に停車中...

16GW三重和歌山の旅(4) 近鉄志摩線 賢島駅 ~伊勢志摩サミット警備強化中~

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鳥羽駅から近鉄電車に乗車して南下、志摩線終着駅の賢島駅までやってきました。 駅名にある「賢島」とは英虞湾に浮かぶ小さな島の名前で奥志摩観光の拠点になります。私が訪問した時には駅の周辺には多くの警察官が見られました(@_@) 何事かと思いましたが、賢島では5/26,27に第42回先進国首脳会議、通称「伊勢志摩サミット」が開催されるんですよね。その関係で警備強化中のようでした。近鉄電車も、二つ手前の鵜方駅から賢島駅...

16GW三重和歌山の旅(3) 参宮線・近鉄鳥羽線・近鉄志摩線 鳥羽駅 ~真珠養殖の港町の駅~

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伊勢市駅から乗車した列車は、五十鈴ヶ丘駅、二見浦駅、松下駅といった無人駅に停車していきます。五十鈴ヶ丘駅二見浦駅松下駅次の池の浦シーサイド駅は池の浦海水浴場の最寄り駅で、夏季限定の臨時駅ということでこの時は通過します。その後、近鉄鳥羽線と並走するようになると終点の鳥羽駅に到着です。1番線に到着した列車は折り返しの名古屋行き快速「みえ」となりました。 鳥羽といえば、英虞湾と並ぶ鳥羽湾の真珠養殖のイ...

16GW三重和歌山の旅(2) 参宮線 伊勢市駅 ~伊勢参りの玄関口~

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名古屋駅から快速「みえ」に乗車して関西本線から伊勢鉄道伊勢線を経由して津駅にやってきました。三重県の県庁所在地である津市の中心駅。言わずと知れた日本一短い駅名ですね。そればかりでなく「z」と書いて、世界一短い駅名としてギネスにも登録されているんだそうです。今回この駅には下車しませんでしたが、一文字の駅名標をどうしても撮っておきたかったので車窓から撮影です(笑)さて、列車は津駅から紀勢本線を南下、更に多気...

16GW三重和歌山の旅(1) 快速「みえ」で名古屋から伊勢市へ

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今回の駅巡りはゴールデンウィークに2泊3日で行ったきた三重・和歌山の旅について記事にしたいと思います。今回は以下のような目的で計画を立ててみました。 1:名松線と参宮線の訪問、更に賢島へ 2:鈍行!で紀勢本線を乗り通し、更に紀州鉄道と和歌山電鐵へ 3:和歌山線、桜井線、奈良線乗りつぶし、更に高野山へ三重と和歌山は鉄道では初めての訪問ですので何もかもが初乗車です。名松線は最近家城~伊勢奥津が復旧したという...

14系寝台特急「北陸」

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今回の"懐かしの上野駅"は寝台特急「北陸」を紹介します。80年代夏の頃、上野高架ホーム8番線で出発を待つ14系「北陸」。学生が乗車中~特急「北陸」は、記録によると1947年6月に上野~金沢・新潟の夜行急行601・602列車の運用開始にさかのぼります。その後、新潟行きが廃止され、金沢行きが大阪まで延伸されます。1950年11月、上野~大阪のこの列車に「北陸」という愛称がつけられました。その後、乗車率の関係で福井までに短縮、更には金沢...

富士急駅巡り(12) 中央本線 初狩駅 ~勾配型スイッチバック構造の残る駅~

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大月駅からひと駅だけ進んでやってきたのは中央本線初狩駅。ここは駅構造好きの私にとっては一度下車してみたかった駅のひとつです。 駅構造は勾配かつ急カーブ上にある島式ホーム1面2線の構造ですが、ホーム北側には側線が何本か見られます。実はここは勾配型スイッチバックの構造が残る駅で、ホームの大月方面で本線から分岐した待避線がホームの横を通って笹子方に延びています。中央本線のこの辺りの駅、笹子駅や勝沼ぶど...

富士急駅巡り(11) 富士急行大月線 谷村町駅

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東桂駅からは大月方面に3駅戻って谷村町駅で下車しました。今回訪問した富士急内の最後の駅です。2番線着。この駅では大月から折り返してきたトーマスランド号と列車交換です。 谷村町駅は都留市駅と都留文科大学前駅の間にある都留市の市街地にある駅です。都留市役所もすぐそばにあります。駅北西に流れる桂川対岸の丘には勝山城があって、そこからの富士山を背景にかつての城下町だった谷村の市街地を一望できるとのこと。...

富士急駅巡り(10) 富士急行大月線 東桂駅 ~柄杓流川までちょいとお散歩~

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下吉田駅から再び大月方面の列車に乗車します。乗車した車両は5000形「トーマスランド号」。車体もそうですが内装もド派手でトーマスたちでいっぱい・・・、子供たちが喜びそうですね。さて、次に下車した駅は東桂駅。富士急にあってはちょっと地味目な駅だとは思いますが、事前に確認していた駅舎が気になっていました。 駅舎側1番ホームから三つ峠方面の様子↓駅構造は相対式の2面2線ですが、互い違いの構造です。奥に見える2番ホ...

富士急駅巡り(9) 富士急行大月線 下吉田駅 ~14系ブルートレイン「富士」が佇む駅~

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河口湖駅から復路に入り大月駅方面に向かいます。河口湖から乗車した6000系電車の車内です。元JR東日本の205系という通勤電車ですが、暖簾をかけてみたりとちょっとした趣向が凝らしてあります。CTって何のことかなと思ったら、「COMMUTER TRAIN」のことらしいですね。何のことはない訳して「通勤列車」です・・・さて、大月に戻る途中いくつか気になる駅があったので下車する事にしました。まず最初に下車したのは下吉田駅。 駅構造...

富士急駅巡り(8) 富士急行河口湖線 河口湖駅

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富士急ハイランド駅から更に1駅進んで河口湖線の終点、河口湖駅に到着しました。3番線着。駅名標は富士山マークです。駅構造は島式ホーム2面3線。訪問時には3線とも停泊車両で埋まっていました。1・2番線側には新旧のフジサン特急が並んで停車しています。右奥の1番線が2000系、手前2番線には8000系。8000系は元々は小田急ロマンスカーの20000形RSEで、2013年に譲渡されて2014年夏からフジサン特急として運用開始しました。ラッピン...

富士急駅巡り(7) 富士急行河口湖線 富士急ハイランド駅

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富士山駅からフジサン特急で1駅進んで富士急ハイランド駅に下車しました。駅名のとおり「富士急ハイランド」遊園地の玄関口です。駅名標の背景にはすぐ近くにジェットコースターが見られました。 駅構造はシンプルな1面1線でホーム上に待合室があります。駅は遊園地の北東側に位置しており、駅入口が入園口のすぐ隣にあります。駅舎は系列遊園地ゆえに遊園地ゲートと一体化しています。駅付近の様子。駅前は遊園地のみで、町に...

富士急駅巡り(6) 富士急行大月線・河口湖線 富士山駅 ~富士山と2000系フジサン特急~

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三つ峠駅からJR乗り入れの快速「山梨富士」に乗車して、次に下車したのはその名もずばり"富士山駅"!3番線に到着です。駅構内の到着メロディーは「ふじの山」でした♪ 富士山駅は富士吉田市の中心駅。そして富士登山の吉田口の玄関駅ですね。この駅はずっと長い間「富士吉田駅」と呼ばれていたので、私にはこちらのほうがしっくりきます。富士山駅に改称されたのは2011年7月、富士山の玄関口のイメージアップと国内外、特に海外から...