北海道完乗の旅19夏(59) 石勝線 新夕張駅から千歳線 新千歳空港駅へ ~エピローグ~

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楓信号場からタクシーで新夕張駅まで戻ってきました。千歳行き最終便には余裕で間に合いました。18:25に到着の列車が10分の折り返しで千歳行き最終便となります。 車両はキハ40-1787の単行。「スーパーおおぞら9号」が新得方面に出発した後、2番線からの出発です。乗客は私を含めて4名ほどでした。あとは空港に帰るのみ。南千歳~新夕張の間には信号場を除くと駅は3つほどあります。3年前には東追分駅と十三里駅という駅もあり...

北海道完乗の旅19夏(58) 石勝線 楓信号場 ~石勝樹海ロードを歩いてかつての駅跡へ~

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新夕張駅を出発して向かうは楓駅跡。楓駅は前回少しお話した夕張線登川支線の唯一の中間駅でしたが、1981(昭和56)年7月に支線廃止とともに廃駅となりました。その3か月後の石勝線開業時に、その代替として石勝線上に新たに楓駅が開業します。当時は新夕張方面から普通列車が当駅で折り返すという実質終着駅のような運行形態でしたが、利用者減少で末期は1日1往復、しかも日曜運休という状況となり、2004(平成16)年3月に旅客扱いが...

北海道完乗の旅19夏(57) 石勝線 新夕張駅 ~1日3本の普通列車の終着駅~

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占冠駅から再び「スーパーとかち」に乗車して石勝線を西進、相変わらずの山深くを進みます。次に停車するのは占冠から34.3kmも離れた隣駅の新夕張駅。特例区間はここまでなので、特急に乗車できるきっぷを持っていない私は強制的に下車となります。2番線に到着です。 走り去る「スーパーとかち」を見送ります。さいなら~新夕張駅は夕張市紅葉山にある夕張市の代表駅。元々は「紅葉山駅」として開業、国鉄時代は夕張線の中間駅で、...

北海道完乗の旅19夏(56) 石勝線 占冠駅 ~1日6往復の停車が特急だけの町外れの駅~

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新得駅から特急「スーパーとかち」に乗車して石勝線を上ります。列車は山深くの無人地帯を進みます。駅間区間が長く、駅よりも信号場の方が多い区間です。しばらく走り定刻より少し遅れてトマム駅に停車。この駅では結構な人数が乗車してきました。こちらは車窓から。ホーム端っこにある待合室らしき建物ですが使用されていないようです。トマム駅は北海道で最も高い駅。地名のほうは「苫鵡」と書くそうです。元々は石勝高原駅という駅...

北海道完乗の旅16夏(4) 石勝線夕張支線 (新夕張駅~夕張駅) ~廃止が決定的な元炭鉱路線~

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新夕張駅からは石勝線の夕張支線の列車に乗車しました。夕張支線は石勝線が全通するまでは元々国鉄夕張線といわれていた炭鉱路線でした。炭鉱路線を起源とする北海道の盲腸線の中では唯一生き残った路線ではないでしょうか。現在は一応石勝線を名乗っているため幹線扱いではありますが、輸送密度は118人、営業係数は1421というひどい状況です。こんな状況なのでJR北海道は廃止したがっているようですが、市もとうとう見放したよう...

北海道完乗の旅16夏(3) 石勝線 新夕張駅 ~夕張支線の分岐駅~

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南千歳駅から「スーパーとかち」に乗車して40分ほどで新夕張駅に到着しました。この駅からは夕張方面への石勝線夕張支線が分岐しており、この支線に乗車するのが目的でしたのでここで下車しました。 駅構造は島式ホーム2面4線に切り欠き1線の計2面5線です。駅舎は意外にちょっとモダンな感じのものでした。改札口は地上、ホームは階段を昇った先の築堤上にあって一見高架駅に思える構造です。改札口。社員配置駅とのことですが...